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- 女子プロテスト“現役合格”選手のツアー優勝確率は34%!“現役とそれ以外”ではどれぐらい違う?
今年も多くのドラマを生んだ女子プロテスト。18位タイまでのジャスト20人が、晴れて女子プロゴルフ協会の会員となった。そんなプロテスト、高校3年生から受験できるのだが、過去の“現役合格”について調べてみました。
今年のプロテストを“現役”で突破したのは藤井美羽ただ一人
一方、「現役合格」ではない日本人選手は203人(プロテスト合格前にクォリファイングトーナメントから出場権を得て優勝している成田美寿々は除く)と「現役合格」組よりはるかに多いが、優勝歴があるのは9人しかいない。割合は約4%。「現役合格」を果たした選手のほうが、実に10倍近い確率で優勝しているのだ。
「現役」以外で合格した日本人選手の優勝は2018年合格組が最後。この年は1998年度生まれのいわゆる黄金世代のうち前年のプロテストで合格できなかった選手たちが再挑戦した時になる。該当選手で優勝歴があるのは渋野日向子、原英莉花、河本結、大里桃子、高橋彩華の5人。黄金世代の2学年上の三ヶ島かなも優勝歴があり、9人中6人がこの年の合格者である。

さて、今年のプロテストだが、合格者の顔ぶれにちょっとした異変があった。「現役合格」は4位で通過した藤井美羽1人しかいなかったのだ。
過去10年は少ない年でも5人の「現役合格」がいた。ちなみに最も多かったのは2017年の11人。この年は合格者が22人だったので、半数が「現役」である。黄金世代が「現役」だった年だ。
「現役合格」が1人だけだった例は2004年までさかのぼらなければならない。この年の「現役合格者」は横峯さくらだった。
当時は「現役合格」が非常に難しかったという時代背景がある。合格ラインがスコアから現在と同じ「20位以内」という順位に変更された1997年以降、横峯以前に「現役合格」を果たした選手は2人しかいなかった。一発合格するにしても大学在学中だったり、高校卒業後に研修生を経ての挑戦だったりで、高校卒業年にプロテストに合格するのは至難の業だったのである。
状況を変えたのは横峯と同学年である宮里藍が高校3年生でアマチュア優勝を飾ったこと。これでジュニア層に勢いがつき、宮里・横峯世代以降は「現役合格」してすぐにプロの世界で活躍する選手が急速に増えていった。
それだけに、今年の「現役合格」1人は意外である。1人であるがゆえに注目を集めることになった藤井には、「勝率38%」の心強いデータをもとに頑張ってほしい。
「現役」ではない合格者も渋野らの例が示すように活躍する余地はいくらでもある。新しい風を吹かせてくれることを期待したい。
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