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- 「マスターズも一緒、やはり経験しないとね」 コースを知り尽くした谷原秀人が4打差逆転で大会連覇
国内男子ツアー最終戦のゴルフ日本シリーズJTカップ最終日、首位と4打差の5位タイでスタートした谷原秀人が5バーディー、ノーボギーの65で回り、通算12アンダーでホールアウト。後続の組を振り払い、史上5人目の大会2連覇を飾った。また石川遼も65をマークして、前日11位タイから5位タイにまで順位を上げて大会を終えた。
前半に3つか4つ伸ばせば勝機アリ!?
◆国内男子プロゴルフ<ゴルフ日本シリーズJTカップ 12月1~4日 東京よみうりカントリークラブ (東京都) 7023ヤード・パー70>
国内男子ツアー全27戦(賞金ランキング加算対象試合は26戦)の最後を飾ったのは、44歳の選手会長・谷原秀人だった。最終戦となったゴルフ日本シリーズJTカップの舞台・東京よみうりカントリークラブは、比較的距離が短く、ビッグスコアが出やすい。しかし、グリーンの傾斜と硬さに特徴があり、コースマネジメントを一つ間違えると大叩きも十分ある。
「若い選手、特に今回初出場の選手はコース戦略の面で、その辺が分かっていない部分が多いのかなと。マスターズも一緒ですけど、やはり経験しないとね」と谷原は言う。
例年、練習ラウンドと本戦ではグリーンの硬さが変われば、スピードも変わる。ピンの位置によって難易度が大きく変わるホールもある。そういった細かいことを頭の中に入れておかなければ痛い目にあうし、実際、谷原自身、何度もその経験があるからこそのことばだろう。
最終日、谷原の経験と読みが冴える。首位の小平智と4打差の5位タイでスタートしたが、勝機はあると考えていた。
「2日目と3日目に一緒に回ったとき、彼のアイアンショットがあまりピンに向かって飛んでいませんでした。最終日に唯一彼がスコアを伸ばせない要因になるかなと」
仮に前半のハーフで小平がスコアを伸ばしたなら、そこを修正しているし、逆に伸ばせなければ逆転のチャンスがあると考えたのだ。もちろん、谷原自身が前半にスコアを3、4つ伸ばすことが最低条件だった。
その思惑どおり、谷原は前半のハーフでスコアを3つ伸ばす。一方の小平はパープレーとスコアを伸ばせずに苦しんでいた。後半に入り、14番パー4で谷原がバーディーを奪って小平に並ぶと、17番パー5でもバーディーを奪い、ついに通算12アンダーで単独首位に立つ。
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