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- 「マスターズも一緒、やはり経験しないとね」 コースを知り尽くした谷原秀人が4打差逆転で大会連覇
国内男子ツアー最終戦のゴルフ日本シリーズJTカップ最終日、首位と4打差の5位タイでスタートした谷原秀人が5バーディー、ノーボギーの65で回り、通算12アンダーでホールアウト。後続の組を振り払い、史上5人目の大会2連覇を飾った。また石川遼も65をマークして、前日11位タイから5位タイにまで順位を上げて大会を終えた。
30センチ先の芝カスだけ見て打ったパーパット
「17番でのバーディーはマストだと思っていました。あとは18番パー3ですが、最初からグリーンに乗せるつもりはなく、手前に刻もうと。うまくいってカラーに乗ればいいという考えでした」と谷原。
名物ホールでもある18番は東京よみうりCCの中で最もグリーンの傾斜が強く、ピンの上につけた場合、まずボギーと考えた方がいい。その狙いどおり、谷原はティショットをグリーン手前の花道に落とす。

だれもが簡単な上りのアプローチだと思われたが、なんとボールはピンを2メートル近くもオーバーしてしまう。「やっちゃったと思いました」と渋い表情を浮かべた谷原。運悪くボールがディボットの上に乗っていたことがミスショットの理由だった。
しかし、まだ気持ちは切れていなかった。グリーン左サイドに外した岩田寛のアプローチをじっくりと観察する。ボールを高く上げてグリーン上に落とした岩田のボールは谷原のボールの前を通過して、カップの横10センチに止まるナイスアプローチだった。
「岩田選手のアプローチがいいイメージを与えてくれました。1メートル切れるフックラインだと読み、30センチ先の芝かすだけ見て打ちました」
ほぼ触るだけだったストロークから放たれたボールは、読み通り大きく左に曲がる弧を描きながらカップに吸い込まれていった。
「パーかダブルボギーという状況でしたが、入れることしか考えていなかったです」という谷原。高いパッティング技術と経験が生んだ正確な読みがもたらしたパーセーブだった。
結果的に2位以下に1打差をつけて逃げ切った谷原。今季ツアー初優勝、通算17勝目を飾り、今大会では12年の藤田寛之以来、史上5人目の連覇を達成したが、「来年の目標は3連覇です!」と、まだまだ若手の壁として存在感を発揮するつもりだ
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