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- 『まんが日本昔ばなし』級の宿に当たったことも!? ツアープロの過酷な移動・宿泊事情
年間38試合もある国内女子ツアー。それだけ“パンパン”なスケジュールともなると、移動と宿泊の手配をするだけでも一苦労です。まだネット予約が普及していない時代はなおさら。ツアー7勝の実績を持つ飯島茜でさえ、とんでもない宿に当たった経験があると振り返ります。
可能な限り特急、新幹線、飛行機で近くの都市まで行く

移動についても、次のような話を聞かせてくれました。
「まだ賞金が稼げなかった頃はお金がなくて、特に1年目の移動では荷物を積んでもゆったりできる車に乗れなかったんです。荷物を積むと、妹と2人でも“ぎゅうぎゅう”でしたね。若かったおかげでなんとかなりましたが、長時間乗るとお尻は痛くなるし、リラックスできないし、トーナメントを戦う体には決していいとは言えません。賞金を稼がないと移動や宿泊もうまく回らないんだなあと実感しました」
ご存じの方も多いと思いますが、飯島は参戦1年目の05年に約1980万円を得て賞金ランキング34位に入りました。
これだけでも素晴らしい活躍ですが、2年目は約5428万円(賞金ランキング11位、ツアー初優勝)、3年目は約6026万円(同10位、ツアー2勝)を獲得。優勝して、賞金ランキングもぐんぐん上げていったのです。
もし1年目から疲れた体を休められる大きな車を使っていたら、「お尻が痛い」思いを経験してハングリー精神に火がつくこともなく、もしかしたら、その後数年間の急成長カーブは緩やかなものになったかもしれません。
押しも押されもせぬトッププロになってからの飯島は、経費よりも体を一番に考えるようになったと言います。
「可能な限り特急、新幹線、飛行機で近くの都市まで行き、そこからレンタカーで移動すると決めています。体の負担が最も少なくて済むからです。高速道路の渋滞、特に帰りの渋滞は時間がかかりますし、体の疲れとストレスが大きいので避けたい。千葉県、茨城県など関東でも渋滞が比較的少ないところは車で移動しますが、例えば川奈や宇都宮だったら新幹線か特急ですね」
トッププロの宿泊や移動は、高級車の居住性よりも移動時間を極力少なくすることで利便性と体の負担が減らすことを重視しているのです。若手選手だけでなく、アマチュアのシニアの方々にも参考になりそうです。
※一部修正しました(2月16日9時41分)
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