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リブゴルフはどのツアーと敵対? 友好? 複雑すぎる世界のプロゴルフ勢力図を整理してみた
リブゴルフとPGAツアーが敵対関係にあるのは、もはやゴルファーなら知っている人が多いでしょう。しかし、日本ツアーをはじめとする他のツアーが実際のところ、どちらの味方なのか、態度をはっきりと決めているのか、判然としない場面も。複雑すぎる世界のツアー勢力図を整理してみました。
日本ツアーは米・欧ツアーとパートナーシップを締結
先々週、アジアンツアーの「インターナショナルシリーズ」(年間10試合開催予定)の1戦、中東のオマーンで行われたトーナメントを制した金谷拓実。翌週は、同じく中途のカタールで開催された「インターナショナルシリーズ」ではなく、アジアンツアーとは敵対関係になった欧州ツアー(DPワールドツアー)の「タイランドクラシック」に出場しました。

コロナ禍前、欧州ツアーはアジアンツアーと協力関係にあり、アジアを舞台に年間数試合を共催(共同主管)していました。
ところが、現在両ツアーは互いのホームに乗り込んでトーナメントを開催する、いわば“商売敵”の関係です。
原因は米・欧両ツアーと敵対するリブゴルフ。昨年、リブゴルフがアジアンツアーに対し、「インターナショナルシリーズ」の開催など、10年間で3億ドルという巨額の投資を約束。実質的にアジアンツアーを傘下に収めたため、欧州ツアーはアジアンツアーとの協力関係を断ったのです。
リブゴルフの出現で、世界のメジャーなツアーの相関関係は大きく変化しました。整理してみましょう。
米・欧の両ツアーとリブゴルフが敵対していることは、改めて説明するまでもないでしょう。ただし、両者の対立は彼らの間だけにとどまらず、他のツアーを巻き込んだ「陣営づくり」に発展しています。リブゴルフはアジアンツアーにとどまらず、日本など各ツアーにも提携を打診。それに対し、米・欧ツアーも対抗策を講じることになりました。
その結果の各ツアーの相関関係がどうなったかというと……。
まずは、日本ツアーから。日本ツアーは、米ツアーとはもともと2019年にスタートした「ZOZO選手権」で協力関係を構築。同様に、欧州ツアーとも昨年から「ISPS HANDA欧州・日本どっちが勝つかトーナメント!」(コロナ禍で昨年の開催は中止。今年第1回大会が実施予定)を共催する関係にありました。
一方でアジアンツアーとは、昨年までは「SMBCシンガポールオープン」の共催の他、「シンハン・ドンヘオープン」は韓国ツアーを加えた3ツアーで共催。また、「アジアパシフィックオープン・ダイヤモンドカップ」は、長年アジアンツアーの賞金ランキング加算競技として実施されてきました。
ところが、今年、アジアンツアーとの共催競技はすべて消滅。韓国ツアーとは「シンハン・ドンヘオープン」は未定ですが、新規競技「ハナ銀行インビテーショナル」の開催で提携関係は継続されます。
こうして日本ツアーはリブゴルフ側であるアジアンツアーとの提携を解消する一方で、米・欧両ツアーとは昨年12月に戦略的パートナーシップを締結。とりあえず今年は、日本ツアーの賞金ランキング上位3人に欧州ツアーの出場資格が与えられました。
比嘉一貴、星野陸也、岩崎亜久竜の3選手が中東・アジアで開催の欧州ツアーを転戦しているのはこの資格で、彼らは欧州ツアーを経て、米ツアー進出を狙っています。
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