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- 「今年は毎週違うパターです」 仰天告白の青木瀬令奈が4戦連続予選落ち乗り越えV争いへ
国内女子ツアーのRKB×三井松島レディスの2日目、青木瀬令奈が6バーディー、1ボギーの67で回り、通算8アンダーで首位タイに浮上。エースパターで今季2勝目を狙う。
去年のエースパターでバーディー量産
◆国内女子プロゴルフ<RKB×三井松島レディス 5月12~14日 福岡カンツリー倶楽部 和白コース(福岡県) 6299ヤード・パー72>
国内女子ツアーのRKB×三井松島レディスの2日目。トップと4打差の6位タイからスタートした青木瀬令奈が、6バーディー、1ボギーの67で回り、通算8アンダーで首位タイに躍り出た。
「久しぶりに去年のエースパターを投入したのですが、タッチがよかったです。しっかりと狙っていけました」
特に7メートルのバーディーパットを2回沈めるなど、長い距離のタッチが合った。
去年のエースパターを使用した理由については「芝の種類とかヘッドの重さとかもそうなのですが、なんとなく合いそうだなと思って。今週は2本持ってきて選びました」と話す。このパター選びについては、もう一つ驚きのこだわりを教えてくれた。
「今年は毎週、全部違うパターを使ってるんです。このコースにはこのパターがいいかもと直感で選んだりもしています。芝の種類を見ながら、自分のアドレスのヒジの角度とか、球足がちゃんと出ているかとか、そういうのを確認しながら決めています。ワンセット14本を持ってこようと思ったくらい(笑)。でも試合に持ってくるのも、5~6本にしぼるのがいいと思っています」
吉田優利の優勝を見て「私もまだできる」
これだけパターにこだわりはじめたのは、「今年の開幕戦で優勝したかったから」。クラブの目利きもプロには重要な能力だが、勝つことにどん欲な姿勢が垣間見られる。さらに「来週、祝勝会でご飯に行くことになっている」という吉田優利のメジャー初優勝も励みになった。
「あの難しいコンディションのなかでオーバーを打たないゴルフとか、そういうがんばりを見て、私もまだできると思わせてくれましたから」
青木は4月の「富士フィルム・スタジオアリス女子オープン」から4試合連続で予選落ちも味わったが、「ボギー先行したりして、守るゴルフしかできなかった。それでもいつかのために学びに変えていこう」と前向きな気持ちで試合に出ていた。3月の「Tポイント×ENEOSゴルフトーナメント」以来、今季2勝目を狙う。
青木 瀬令奈(あおき・せれな)
1993年2月8日生まれ、群馬県出身。昨年「宮里藍 サントリーレディスオープンゴルフトーナメント」で4年ぶりとなるツアー2勝目を挙げ、全英女子オープンに初出場。2020年より、選手会長に値するJLPGAプレーヤーズ委員長を務める。また「JLPGAブライトナー」と銘打った新制度で、大里桃子、勝みなみ、申ジエ、原英莉花、吉田優利とともに初代「ブライトナー」に就任。ツアー通算4勝。リシャール・ミル所属。
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