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- ゴルフは人間関係の縮図… “誘ったり誘われたり”の煩わしさを受け流す最適解を考える/木村和久『ゴルフ=レジャー宣言』
ゴルフは一緒に回る人がいてこそのスポーツ。誘われるうちが華ですが、たまに煩わしさを感じることも。……ゴルフを筆頭に、平成~令和の日本を縦横無尽に遊び尽くしてきたコラムニストの木村和久氏が、浅いのか深いのかよく分からないこの問いを考察していきます。
1週間前に“コンペ”の誘いって…俺は“補欠要因”かよ~
ちょっと前の話ですが、知り合いから「1週間後ぐらいに、どこそこでコンペをやるのでいかがですか?」みたいなメールをもらいました。コンペの誘いで1週間後? はは~ん、これは誰かがキャンセルとなり、その穴埋めとして呼んだなと気づきました。
参加メンバーを聞くと共通の知り合いが結構いました。お前はそいつらに先に声かけといて、補欠要員として俺を呼ぶのかよ。だいぶナメたことをしてくれるじゃないか。怒るより以前に、その人から見て自分はランクが低いんだなって思い、へこみました。

結果、都合が悪いと言って断り、最後に「今度から早めに呼んでね」とだけ言っておきました。
もちろん二度と呼んでもらえませんし、行く気もないし、そのコンペがいまだにやってるかも謎ですけど。
というわけで、ゴルフをする時に呼んだり呼ばれたりするじゃないですか? その人間関係の煩わしさ、あるいは楽しさ、そういうことをツラツラ書きたいと思います。
1)ゴルフに誘われた時の注意点
ゴルフを一緒にするようになるのは、どこぞのパーティーで盛り上がり「今度ゴルフでもしましょう」となることが多いです。けどね、マスコミ業界じゃ「今度とお化けは出たことがない」と言われていますよ。
つまり「今度飲みましょう」も「今度ゴルフをしましょう」も社交辞令として言ってるに過ぎないのです。
ごくまれにマジでゴルフに誘ってくる人もいます。もしその人とマジでゴルフをしたかったら、すぐに「行きます」と返答をすればよろしい。
逆にそこまで重要でない人だったら、「スケジュール調整をします」と言って一旦キープして、料金やコースの格式、同伴メンバーなどを吟味するのもありです。結果、しんどいと思ったらパスしても結構でしょう。
それでは、せっかくのゴルフの誘いを断ってしまったらどうなるでしょうか。初対面の人からの誘いで1回断ったら、おそらく永久に呼ばれません。それは縁がなかったということです。
われわれも毎年呼ばれるコンペってあるじゃないですか。そういうのも2~3回続けて断ると、この人は参加したくないんだと思われ、呼ばれなくなります。
ゴルフは誘いを断り続けていると、どんどん友達が減ります。だからほどほどに付き合いを続けるしかないのです。
2)ゴルフに誘う時の注意点
今度は自分がゴルフに誘う時ですが、個人的には、こっちが気を使ってペコペコしてまで呼ぶ必要ないとは思います。つまり来たくないなら来なくて良いという考えです。
ただ現実はそうはいきません。どうしても誰かを呼ばないといけない状況はあるのです。昔、面倒くさいコースがあって、キャンセル料を一人5000円徴収する決まりになってて、そこでキャンセルが発生してしまった。必死に代わりの人を探しました。
キャンセルした人にキャンセル代を払えってなかなか言えないでしょ。代わりに誰かを誘うしかないです。そういう人員補充は非常に面倒臭いです。
茨城のホームコースは2サムでラウンドできて、2サム割増料金も安く、非常に重宝しています。だから3人で予約して、結果キャンセルが出て2人でラウンドすることがよくあります。
3)親睦を深めるためのゴルフ
人間関係が面倒臭いからって、一人ゴルフに行く人がいますよね。それはそれで「柴犬の距離感」みたいな、同伴プレーヤーとそこそこの距離を保ってラウンドをするわけで、微妙に気を使います。
過去の一人ゴルフ、組み合わせラウンドで良かったのは、鶴舞CCにいた時の一人エントリーでした。当時はまだキャディーさんがたくさんいて、ふらっと行ってキャディー付き一人エントリーを所望。メンバーさんが一緒に入ってきても、キャディーさんが仲を取り持ってくれるので楽でした。
今は一人ゴルフ云々いうより、後ろからの打ち込みや、カートを後ろにつけたりの外部からの圧力が気になります。
そういう意味でも仲間とゴルフをして、パーティー内で結束を固めるのがよろしいかと思います。
4)誘われたらお礼を言うのがマナー
例えばマンションを買ったんだ、遊びに来てよと友達を呼ぶとするでしょう。呼ばれた人は、こじんまりした中古マンションでも「なかなか素敵なマンションですね」というのがマナーです。
ホームコースはもちろん、ビジターとして頻繁に使っているコースでも、呼ばれたら「なかなかいいコースを見つけましたね」と誉めるのが一般的です。
過去にホームコースに呼んでも「狭い」とか「遠い」とか言う人がいて苦笑しました。けどホームコースに呼び、そうやって文句を言う人のおかげで、ホームコースって名前通り、マジでわが家と一緒なんだなと気づいた次第です。
結局、ゴルフは道楽ですから、腕前自慢もさることながら、会員権に始まり、ゴルフクラブ、ウエア、ボール、果ては同伴の女性まで、いろいろ誉める部分や気を使う部分があるってことです。
金持ち喧嘩せずって言うでしょ。われわれは決して金持ちじゃありませんが、ゴルフをするだけの余裕はあります。だから、ゆったりした気持ちで、お互いを尊重しながらゴルフをする。そういう関係でよろしいんじゃないですか。
文/木村和久
1959年生まれ、宮城県出身。株式投資から大衆文化まで、さまざまなジャンルで“現代”を切り取るコラムニスト。有名ゴルフ媒体へも長く寄稿してきており、スイング理論やゴルフ場設計にも造詣が深い。近年はマンガ原作者としても活躍。
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