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- 傾いて差してあった旗竿に関する珍ルールの解説動画に大反響! “いつか”役立つかもしれない処置とは?
前の組が斜めに差して行ってしまった旗竿。真っすぐに差し直したり、そのまま抜いてしまうのが一般的だと思いますが、もし傾いている方が有利だと判断した場合、誰かが直しても、傾いた元の状態に戻すことができます。
他のプレーヤーが正しく設置し直しても、元の傾いた状態に戻すことができる
「コースは現状のままでプレーすることができます。たとえ旗竿(ピン)が傾いていても」というコメントを付けて全米ゴルフ協会がインスタに投稿したルール動画が、翌日には再生数50万回を超える反響を集めています。
動画のストーリーと紹介されるルールは以下の通りです。
〈プレーヤーのアプローチショットがカップを少しオーバーします。
グリーンに上ると、旗竿が傾き、ホールの縁に寄りかかっていることに気が付きます。
ここでプレーヤーがホールに旗竿を差したままプレーしたいとき、ルール上、2つの選択肢があります。
一つは正しく真っすぐに差し直すこと。
もう一つは、旗竿が傾いたままのほうが有利と判断した場合は、そのままにしておくことです。
たとえそのとき――ここがポイントですが――もし先にパットを打つ他のプレーヤーが旗竿を取り除いたり、真っすぐに差し直したとしても、プレーヤーは自分の番になったら元の傾いた位置に戻すことができるのです〉

そして、動画の最後は「これがこのルールの素晴らしいところで、あなたはコースを現状のままでプレーすることができるのです」というコメントで締められています。
つまり、プレーヤーはホールに差してある旗竿がどのような状態でも、プレーヤーが最初に目にした状態でプレーをすることができるということ。たとえ、先に他のプレーヤーが旗竿を動かしても、自分がプレーするときにはオリジナルの状態に戻すことができるのです。
このことは、R&Aの「ゴルフ規則のオフィシャルガイド」の規則13.2a(1)/1「プレーヤーは旗竿を前の組が残した位置のままにしておく権利がある」に、次のように例示されています。
〈例えば、前の組が旗竿をプレーヤーから見たときにグリーンの奥に傾いた状態となる位置でホールに戻していた場合、プレーヤーはそのことが有利だと考えたのであれば、旗竿をその傾いた位置のままでプレーする権利がある。別のプレーヤーやキャディーがその旗竿をホールの中心に立て直した場合、そのプレーヤーは旗竿がその真っすぐに戻された位置のままでプレーすることができるし、あるいは以前の位置(傾いた状態)にその旗竿を戻してプレーすることができる〉
とてもレアなケースなので、実際に役に立つことはないと思いますが、“うんちく話”として覚えておいていいかも。
他のプレーヤーによって取り除かれた落ち葉を元に戻すことができる
プレーヤーはコースをオリジナルの状態に戻してプレーできる、ということでは、こんな規則上の処置があります。
規則8.1d(1)「悪化した状態の復元が認められる場合」について、R&Aの「ゴルフ規則のオフィシャルガイド」には、次のような例が示されています。
〈例えば、プレーヤーが下りのパットをするときに、自分の球とホールの間にあったルースインペディメントを拾い上げたが、ホールの後方にあった落葉は故意にそのまま残しておいた。別のプレーヤーがプレーヤーの球の球止めとして役立つ可能性があったホールの後方のそのルースインペディメントを取り除いた。プレーヤーのストロークに影響する状態が悪化されたので、そのプレーヤーはそのルースインペディメントを元の位置に戻すことが認められる〉
つまり、ホールの後方にもともと落ちていた落ち葉は、プレーヤーの判断で――つまり、有益と考え――そのままの状態でプレーすることがルール上担保されている、ということ。
そのため、他のプレーヤーがその落ち葉を勝手に取り除いた場合、プレーヤーにとっては「コースの状態の悪化」であり、復元することが認められているのです。
こっちのルールは、負けられないシビアなゴルフの際には役立つかもしれませんね。
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