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- どうせもう1回救済受けることになるのに…“無駄”と分かっても省略禁止!のゴルフルールとは?
動かせない障害物からの救済処置をしたら、そこにも動かせない障害物が…など、2段階に救済処置をしなければいけない場面は、意外と現れます。そんなとき、プライベートのラウンドでは1つ目の救済処置を端折って、いきなり2つ目から始めてしまうことも多いのでは? でも本来、ゴルフルールではそうした手順を省略することは認められていません。
救済処置を終えたら別の障害が出現は一般でも“超レア”にあらず
先月末の米ツアー競技「ザ・ホンダクラシック」3日目。この試合を制したクリス・カークは、最終18番ホールでグリーンを狙った2打目が大きくオーバー。ボールはグリーン奥のギャラリースタンドのフェンスのすぐ手前まで飛んでしまいました。

しかし、そのギャラリースタンドはローカルルールの「臨時の動かせない障害物(TIO)」だったため、カークは無罰の救済を受けることができました。彼はレフェリーに確認しながら、そのフェンスが障害にならない、元の地点から最も近く、かつホールに近づかない地点、つまりルール上の「完全な救済のニヤレストポイント」=「基点」を決めました。
ところが、その「地点」はコンクリートのカート道路上でした。そして、「地点」からホールに近づかない、1クラブレングス以内が「救済エリア」で、プレーヤーは同エリア内にドロップし、そのエリアにボールが止まれば、救済完了となります。もちろん、そのエリア内にカート道路を外れた芝の箇所があれば、そのポイントにドロップすることもできますが、カークはカート道路上にドロップします。
でも、ボールは救済エリア内に止まらなかったため、再度ドロップ。そのボールも救済エリア外に出たので、彼はドロップしたボールが最初に地面に触れた地点にプレースします。もちろん、コンクリートの道路上です。
この処置について、中継では解説者が「カークはこのあと動かせない障害物(カート道路)からの救済を受けるでしょう。プレーの時間短縮が求められるなか、時間の無駄なような気がします」といったコメントを発していました。
実際、カークはカート道路がプレーの障害になるとして、その障害が避けられるラフの芝に救済のドロップをすることになりました。
確かに、解説者が指摘するように、最初からカート道路外に再度救済を受けることが分かっているのだから、カークの処置は「時間の無駄」のようにも思えます。でも、だからといって、最初の救済処置を省略することはできません。
このように救済処置を終えたら、別の障害が現れるというのは、一般でも“超レア”ではありません。例えば、以下のようなケース。
「カート道路からの救済エリアの近くに排水溝があり、ドロップした場合、そこにスタンスがかかりそう」
「ボールは木の根元。アンプレヤブルのドロップの適当なエリアはすべてカート道路上になる」
などといったケースでも、一旦は各救済エリアにドロップしなければなりません。無駄だからと、端折らないようにしてください。
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