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- ゴルフ場に賃上げの動き! 5000円のベースアップや大卒初任給の平均を大きく上回るコースも
大企業を中心に賃上げの流れが加速していますが、ゴルフ場でも社員のベースアップを実施するところが出てきました。さらに新卒の初任給には2万、3万アップの声も出始め、一部には大卒の初任給が平均を大きく上回る24万円に達したコースも出現したというのです。
深刻化する人材不足への対策は他業種との競争
ゴルフ場だって、魅力的な職場なんです。それを知ってもらうためにも、まずはベースアップから。
各業界で賃上げの流れが続く中、ゴルフ界にもその波が押し寄せています。敦賀国際ゴルフ倶楽部(福井県)は2023年7月支給分給与より、全正社員を対象にベースアップの実施を決定。それを各方面に告知しました。以下がその内容です。
【2023年ベースアップの概要】
対象者:全正社員
実施時期:2023年7月支給分給与より
実施内容:一律5000円のベースアップ

同ゴルフ場は、1962(昭和37)年に開場した、61年の歴史を持つ北陸でも有数の老舗コースです。93年には当時の若狭観光開発株式会社の実質オーナーだったゼネコン会社が19億円以上をかけてクラブハウスを建築しています。その後27ホールで100組のゴルフコンペが開催される等、名門コースとして隆盛を極めていました。
また、同ゴルフ場は敦賀原発に近いため、関西電力など原発関係者の来場者も多く、売り上げに貢献していました。しかし、2011年の東日本大震災後は原発従事者が敦賀市内から引き揚げてしまい、入場者数が激減。業績が悪化する一方でクラブハウスの建て替え等による金融債務や多額の預託金返還債務も経営を圧迫していったそうです。
15年にはついに民事再生法が適用となり、翌年からは(株)ビーロットのグループ会社である(株)ティアンドケイがスポンサーとして株式会社敦賀ゴルフ(新設会社)の企業再生・ゴルフ場再生に取り組んできました。
ネット集客への注力やシステム化、コース整備などの再生プロジェクトが軌道に乗り、黒字に転換。9月には「日本スポーツマスターズ2023 福井大会ゴルフ(男子)」の開催も決定。北陸新幹線 福井・敦賀の開業も今年4月の予定が1年先送りになったものの、来年春に予定されており、好材料が揃いつつあります。そこでようやく、社員のベースアップにも本腰を入れられる体制が整ったということでしょう。
同社はこれまでの経緯とベースアップの成果について、ニュースリリースにこう書いています。「当社グループ化以降、業績の黒字化・財務の健全化を背景に、2020年度から毎期昇給を実施し、3年間で正社員平均年収22.2%アップ(2019年度・2022年度比較)を実現し、民事再生後に著しく悪化していた従業員との雇用条件改善とエンゲージメントアップに取り組んでおります」。
その裏にある最大の理由は、少子高齢化社会が加速することにより、深刻化する人材確保の問題への対策。ゴルフ場も、他業種に人材を取られてばかりはいられません。そのために給与と職場環境、労働条件を整えることが重要です。
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