第4位 パラダイムアイアン(キャロウェイゴルフ)
スピードフレーム構造やAIフラッシュフェースなど、最先端技術を詰め込み、求められる要素のすべてが理想的といえるアイアンとして開発されました。3機種がラインアップされ、こちらはもっともスタンダードな位置づけとなるモデル。オフセットもロフト設定もほどよく、さまざまなレベルのゴルファーに対応するフォルム、性能となっています。2023年3月3日発売。メーカー希望小売価格:5本セット(#6~9、PW):カーボン・14万8500円(税込み)、単品(#4、#5、AW、52):カーボン・各2万9700円(税込み)
第5位 ゼクシオ12アイアン(ダンロップ)
さらに進化したチタンフェースアイアン。「REBOUND FRAME」をアイアンにも搭載し、フェースとボディーをダブルでたわませて、ボールスピードをアップ。さらに、フェース下部の反発性能も向上させ、安定した飛距離を実現。ミスヒット時の飛距離ロスも軽減します。2021年12月11日発売。メーカー希望小売価格:5本セット(#6~9、PW):カーボン・13万7500円(税込み)、スチール・11万円(税込み)
「7番でどれぐらい飛ぶか」を基準にしたアイアン選びがオススメ」(小室店長)
今回は1、2、3位それぞれが異なるターゲットに向けたアイアンのランキングとなりました。
一番幅広いユーザーに対応するのが、1位の「G430アイアン」。やさしさも欲しいけど、球の操作性も欲しい人が求める2位の「スリクソンZX5 Mk IIアイアン」。3位の「パラダイムMAXFAST」は、軽くて振りやすいアイアンを求める人向けになっています。
さまざまなゴルファーが自分にとってのベストアイアンを購入していた結果だと感じています。
以前、このコラムでアイアン選びでは、ロフト角の数値だけを見て決めつけないで欲しい、とお話しましたが、メーカーが設定しているロフト角を目安にするのは、決して悪いことではありません。
例えば「パラダイムマックスファスト」は7番で26度とストロング設定で、とにかく飛ばしたい人向けととらえられます。
逆に「スリクソンZX5 MKII」は31度と寝ていて、ただ飛ばすだけを求めたアイアンではないことが見て取れます。
これらを参考にして試打することで、自分が目指す飛距離を打ちやすいアイアンを選びやすくなると思います。よく150ヤード飛ばせるかを基準に選ぶと言われますが、150ヤードにこだわらなくてもいいと思います。
自分が目標としている距離を打てるか否かで選び、それを基準にして、その上のクラブとなるユーティリティーのロフト、本数などを決めていくと、セッティングもしやすくなります。
以前と比べて、最近は7番アイアンからのセットが可能なメーカーも増えてきているので、まずは基準となる自分の7番アイアンの飛距離を把握するところから始めてみましょう。
※ランキングは、有賀園ゴルフ全店舗、ネットショップも含めての売上本数で、マークダウン商品をのぞいて算出してもらいました。表記価格はメーカー純正シャフト装着モデルです。
取材協力:有賀園ゴルフNEW杉並店