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今季初V菊地絵理香 “430ccドライバーに飛び系アイアン”一見チグハグな組み合わせのこだわりとは?
地元・北海道で今季初優勝を挙げた菊地絵理香。プロ16年目で通算6勝目を達成したセッティングを調べると、ベテランらしい組み合わせの技がありました。
ドライバーは「TSi4」、アイアンは「T300」
2011年にタイトリストと女性初の総合契約を結んだ菊地絵理香は、その後11年連続でシードを獲得して通算6勝をマークする日本女子ツアーのトップ選手として活躍しています。
![10年以上もタイトリストの契約選手として活躍している菊地絵理香 写真:Getty Images](/wp-content/uploads/2023/08/kikuchierika_2023nitori_GettyImages-1641243617-2.jpg)
先日のニトリレディスで優勝したときのセッティングを調べると、ドライバーは21年の開幕戦から使い続けている「TSi4」。これはヘッド体積430ccの小型ヘッド。一方、アイアンは7番アイアンのロフトが29度になっている飛び系の「T300」。そして、ユーティリティーは17年から使い続けている「816H1」。
ドライバーとアイアンについて、菊地は以前、次のような話をしていました。
「ヘッドはドライバーもアイアンも小さいヘッドが好き。でもアイアンで小さいヘッドだと飛ばなくなってしまうので、中くらいのサイズ感にしています」
ウェッジは3本とも「ボーケイSM9」ですが、ソール形状は変えています。46度と51度はオーソドックスなFグラインドですが、57度は後方側のソールを削ったMグラインドで、フェースを開きやすい形状を使っています。
ニトリレディスでは最終日が悪天候でキャンセルになり、パー3ホールでのプレーオフとなりました。菊地絵理香はティーショットを5年間使い続けた「816H1」のユーティリティーで打ち、51度のウェッジで2メートルにつけました。そしてパーパットを沈めて優勝。
このとき使ったパターが、今年5月から使いはじめた「オデッセイ ホワイト・ホットOG 2-BALLブレード」でした。パターを替えた理由については次のように明かしました。
「真似です。(穴井)詩さんも、山下美夢有ちゃんもあれで勝っているというか、本当は技術なんですけど、でもメーカーの人に聞くと結構、使っているプロが多いって言ってました。だからリゾートトラストレディスのときにつくってもらって、その試合で使ったら結構入ってくれたので、それ以来使い続けています」
気に入ったポイントについてはこう語ります。
「(バックスイングを)上げやすい。もともとピン型が好きだったのですが、ピン型に2-BALLが混ざった感じなので両方の良さがある。それが私にはハマりました」
山下美夢有、穴井詩、菊地絵理香と今季の女子ツアーで既に6勝を挙げている「オデッセイ ホワイト・ホットOG 2-BALLブレード」。今後はさらに追随する選手が増えるかもしれない。
2023 菊地絵理香の最新セッティング
1W:タイトリスト TSi4(ロフト10度 ※B2ポジション)
3W:プロギアRS5(ロフト/15度、18度)
4U、5U、6U:タイトリスト 816H1(ロフト/21度、25度、27度)
7I-PW:タイトリスト T300
GW、AW:ボーケイSM9 (ロフト/46、51度 Fグラインド)
SW:ボーケイSM9(ロフト/57度 Mグラインド)
パター:オデッセイ ホワイト・ホットOG 2-BALLブレード
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