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- グラファイトデザイン新作「ツアーAD VF」は元調子で“プロ・競技志向” 40グラム台のR2って需要あるの?
8月28日、千葉県千葉市の練習施設「クラブハウス」で、グラファイトデザインの新製品「ツアーAD VF」の発表会が開かれました。「ツアーAD VF」の性能について、同社では「点で攻める高い精度と飛距離の両立を求めるプロや競技志向のプレーヤーに向けた、強く叩けて軽やかに振り抜ける元調子進化系シャフト」と位置付けています。
東レの高機能素材でタメが強くてもスムーズに動く
8月28日、千葉県千葉市の練習施設「クラブハウス」で、グラファイトデザインの新製品「ツアーAD VF」の発表会が開かれました。
「ツアーAD VF」の性能について、同社では「点で攻める高い精度と飛距離の両立を求めるプロや競技志向のプレーヤーに向けた、強く叩けて軽やかに振り抜ける元調子進化系シャフト」と位置付けています。
何が“進化系”なのかというと、東レの高機能素材を2種類採用している点。
一つ目は手元部に「トレカM40X」を採用し、振り遅れやもたつきを抑え、強くシャープに振り抜きやすく、タメの強い切り返しでもスムーズな挙動でタイミングが取りやすくなっているといいます。
先端から中間部にかけては、しなりと強靭さを備えた「トレカT1100G」を広範囲に採用。エネルギー伝達を最大化し、打点の散らばりやスピン量を抑え、ボール初速を高める設計です。
イベントにはKBCオーガスタで2位に入ったばかりの永野竜太郎がゲストとして出席。ドライバーに関してはまだテスト中ですが、スイングに素直についてきてくれる特性がかなり気に入っている様子。デモンストレーションではキャリー310ヤードを超える打球を連発していました。
ハードヒッター向けのイメージはステレオタイプ!?
さて、元調子シャフトというと、ハードヒッター向けのイメージがありますし、実際「ツアーAD VF」のターゲットとしても「プロや競技志向のプレーヤー」とうたわれています。
しかし、重さは40グラム台、硬さはR2から用意されています。いったいどんなゴルファーを想定しているのでしょうか。
グラファイトデザイン企画1部の高橋雅也部長に話を聞いてみると、次のような答えが返ってきました。
「確かに重めで硬めのスペックはハードヒッター向けになりますが、元調子そのものが必ずしもヘッドスピードの遅いゴルファーに合わないわけではありません。一般に先調子がHS遅めのゴルファー向けと思われていますが、先調子ということは手元側が硬く感じるということになるため、シャフトのしなりを感じにくいという人も少なくないんです」
「その点、元調子のシャフトは手元側が柔らかいため、しなりを感じやすいといえます。ヘッドスピードが遅くても、重さ、硬さが自分に合ったものを選べば、しなりを感じながら振りたいゴルファー、あるいは普段しなりを感じずらいゴルファーが、タイミングを取りやすくなる可能性もあります」
元調子はハードヒッター向け、難しい、といったイメージ先行で食わず嫌いをするのはもったいないということでしょう。
なお、「ツアーAD VF」の商品構成は「VF-4」(40グラム台)がフレックスR2、R1、S、「VF-5」(50グラム台)がフレックスR2、R1、S、X、「VF-6」(60グラム台)がフレックスSR、S、X、TX、「VF-7」(70グラム台)がフレックスS、X、TX、価格は4万6200円(税込み)、発売は10月6日(金)となっています。
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