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- 「KBS」からゴルフウエアが誕生 まさかのシャフトメーカーがアパレルに力を入れる狙いとは?
男子プロを中心に高い支持を受ける「KBSシャフト」を展開するFST JAPANが9月11日、千葉市の東京クラシッククラブで「KBS APPAREL LAUNCH EVENT」を開催しました。人気シャフトメーカーがアパレルを新たに展開する意図とはどんなものなのでしょうか。
KBSの世界観が表現されたイベント
9月11日、千葉市にある東京クラシッククラブで「KBS APPAREL LAUNCH EVENT」が開催されました。主催したのは、プロや上級者から高い支持を受ける「KBSシャフト」を展開するFST JAPANです。
「KBSシャフト」は、シャフトデザイナーのキム・ブレイリー氏が設計を手がけるブランドで、2008年に誕生しました。常識にとらわれない斬新な発想と膨大なデータ分析に基づいて生み出されたシャフトは、世界のトッププロたちから絶大な信頼を受け、海外メジャーを含む多くの勝利に貢献してきました。最近では、今年の米男子ツアーフェデックスカップ年間王者に輝いたビクトル・ホブラン選手も「KBSシャフト」の愛用者です。
そんな人気シャフトメーカーが今回のイベントで発表したのは、「アパレルの立ち上げ」でした。
会場となる東京クラシッククラブに足を踏み入れると、新しくデザインされた「KBSアパレル」のゴルフウエアが多数展示されていました。
KBSブランドらしいアスリートライクな雰囲気をまといながらも、どこかハイブランドのような高級感も感じられました。アパレル立ち上げに対する本気度の高さが感じられます
試打会や本国のフィッターによるフィッティングも
ドライビングレンジでは、KBSの主力商品であるシャフトの試打会も開催されました。「KBSツアー」などのスチールシャフトを始め、ウッド用カーボンシャフト「KBS TOUR DRIVEN」や女性にもおすすめのアイアン用カーボンシャフト「KBS MAXグラファイト」など、さまざまなモデルが用意され、イベント参加者の多くが足を運んでいました。
今回のイベントには、メディアやアパレル業界の関係者、インフルエンサーなどが集められ、夕方の発表会の前にコンペも開催。アパレルの展示、試打会、コンペ、そしてラウンド後のパーティーに、新商品発表会という非常に充実したイベントになっていました。
イベント参加者にインタビュー
「KBS APPAREL LAUNCH EVENT」に参加したインフルエンサーの1人、加藤陽(かとう・みなみ)さんに話を聞いてみました。まずは、新たに誕生した「KBSアパレル」の印象について。
「生地を触ってみるとすごく柔らかくて、ストレッチも効いていたので動きやすそうな印象でした。ゴルフウエアはプレーすることが前提ですから、ただオシャレというだけでも良くなくて、着心地をすごく大切にしています。私自身、スイングが結構大きいタイプなので、引っかかる感じがあるとすごく気になるんです。だからネットで購入することはほとんどなく、しっかり試着してから買うようにしています。いろいろなアパレルの展示会に行っていますが、『KBSアパレル』も着てみるのがすごく楽しみです」(加藤さん)
加藤さんは「KBSシャフト」の試打会にも参加。ベストスコア70の腕前を持つ加藤さんですが、実はアイアンのシャフトは今まであまり試したことがなかったようで、新鮮な発見があったと言います。「アイアンでこれだけ打ち比べできるのはすごくうれしいですね。『KBSシャフト』は、すごく振り抜きが良く感じられて、気持ち良くボールが打てました」と話していました。
男子プロなど、パワーのある上級者が使うイメージの強い「KBSシャフト」ですが、最近では軽量帯のモデルも続々ラインアップされています。加藤さんが話すように、女性ゴルファーに合うモデルもかなり増えているようです。
新商品発表会で語られたアパレル誕生の意図
イベント参加者によるコンペが終了した夕方から新商品発表会が行われました。会の冒頭でFSTJAPAN社長の安井富彦氏がアパレル立ち上げの経緯について、次のように語りました。
「アメリカやヨーロッパでは『KBSシャフト』を使って多くの選手が優勝していますが、やはり日本ではまだ知名度が低い部分があります。そして、会社として他の事業も行い、『KBS』をブランドとした“ライフスタイルカンパニー”を目指したいという考えもあり、今回のイベント企画やアパレルの立ち上げを行いました。今日のようにゴルフ場だけでなく、食事など、さまざまな場面で『KBS』があるようにしていきたいと考えています」
シャフトのイメージがどうしても強い「KBS」ですが、実は多角的な事業展開をしています。東京・自由が丘にある直営店「KBS GOLF EXPERIENCE TOKYO」は、フィッティング施設だけでなく、バーカウンターが併設されるなど、食事も楽しめるような場所になっています。いちシャフトメーカーにとどまらず、ゴルファーのライフスタイルを支える企業になることが、安井氏の言葉通り、「KBS」ブランドの目標のようです。
今回のイベントはまさにその第一歩。これから「KBS」がどんな仕掛けをしてくるのか、とても楽しみになりました。
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