オデッセイ「ホワイト・アイス」（2009年発売）が初の首位！　2024年8月の中古パター売れ筋ランキング

　予算を抑えてクラブ購入ができるありがたい存在「中古ショップ」。今、現在、どんなクラブが売れているのでしょう？ 中古ショップ「ゴルフドゥ」で、中古クラブのランキングを教えてもらいました。今回のテーマは2024年8月の中古パターです。

　前回は上位をピンゴルフのパターが占めましたが、今回はオデッセイが首位を獲得。8～10位にもオデッセイのパターがランクインして、人気がバラけた印象です。

　前回首位の「PING2021 TYNE C（タイン シー）」は圏外にランクダウンしましたが、「PING2021 ANSER 2（アンサーツー）」「VAULT（ヴォルト）2.0 PIPER C Stealth（パイパー シー ステルス）」「SIGMA 2 ANSER Platinum（シグマ ツー アンサー プラチナム）」といったところが上位をキープしているので、ピンの人気は健在と感じます。

　ゴルフドゥ花金井店店長・岡部昭人さんは全体的な傾向について「今回は、大型ヘッドが少ないですね。6位のツノ型『PING2021 TYNE4（タインフォー）』以外は、ブレードタイプか、小さめのマレット形状です」

「大きめのヘッドは持っているから、小さいモノも使ってみたい、という方が多くいらした印象です。『オデッセイ ホワイト・アイス＃9』は2009年発売と、かなり古いモデルですが未だ人気は衰えず、価格的な魅力も加わって今回は首位の座を獲得しました」

「とはいえ、すべて僅差です。パターはみなさん、手元に置いておきたいと考えるのか、売りに来られる方が少なく、在庫確保がなかなか難しいアイテム。そのため、僅かな差でランキングが変動します」と話してくれました。

　また、最近はカーボンシャフト装着のモデルを探している人も多いとのこと。「同じヘッドを使っているけど、シャフトがスチールなので、カーボンのモデルも使ってみたいという方が増えてきています」

「どうしても見つからないときは、パター用カーボンにリシャフト依頼をされるケースも多々あるくらいです。パターシャフトも多様化という時代を感じますね」と、シャフト傾向についても教えてくれました。

　ツアープロがこだわる安定したボールの転がり、絶妙なフィーリングを実現したモデル。インサート素材はやや硬めの打感をもたらし、柔らかいボールとの相性の良さを持ち合わせています。＃9はL字とマレットを融合させた形状で安定したストロークをかなえます。2009年11月発売。中古価格相場:3900円～1万1880円（税込み）

　ソフトな打感で繊細なタッチを、しっかりした打音で抜群の距離感をかなえ、ミスヒットにも強いヘッド構造を採用。数多くのメジャー覇者に選ばれてきた形状は、シャープで長いフェースが特徴的です。アライメント効果にも優れ、カップインをアシストします。2021年4月発売。中古価格相場:1万3890円～2万8880円（税込み）

　米国ピン本社にある歴代のウイニングパターを黄金で製作・保管する貯蔵庫「VAULT(ヴォルト)」の名を冠したシリーズ。勝利をつかむための技術が注ぎ込まれた、美しい削り出しパターをラインアップ。パイパーCは鈴木愛選手が愛用し、人気を集めたモデルです。2018年7月発売。中古価格相場:1万2880円～2万9880円（税込み）

「ハイドロブラスト製法」で高級感のある光沢が魅力とされるシリーズ。三角形のネック形状「トラスヒール」をコンパクトにした「ツアートラスヒール」を搭載。フェースの開閉がしやすくなり、操作性も向上。スムーズなイン・トゥ・インストロークへと導きます。2021年6月発売。中古価格相場:1万5880円～3万6880円（税込み）

　渋野日向子プロが使用したことでも人気を集めたモデル。ショートパットはソフトな打感で繊細なタッチをもたらし、ロングパットはしっかりした打音で、抜群の距離感を生み出します。TR溝効果で安定したストロークを可能にし、カップインの確率を高めます。2018年12月発売。中古価格相場:1万1900円～2万4898円（税込み）