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- 平田憲聖が“ミズノフリークの聖地”養老工場を訪問 名器の系譜「Mizuno Pro S-3」を手に米下部ツアー本土での戦いへ
今シーズンから米国下部ツアーに参戦している平田憲聖(ひらた・けんせい)が一時帰国して、ミズノの養老工場(岐阜県)を訪れました。合同取材では米ツアーの手応えと課題、新アイアンやウェッジの印象を語りました。
「僕にとっても養老は聖地です」
今シーズンから米国下部ツアーのコーン・フェリーツアーに参戦している平田憲聖が一時帰国して、ミズノの養老工場(岐阜県)を訪れました。

平田が養老工場を訪れるのは3年ぶりですが、初めて訪れたときのことをよく覚えていると言います。
「僕にとっても養老は聖地です。最初は中学生の頃に父親と一緒に来ました。ここに来るのは夢だったし、今でもそういう気持ちはあります。今日は戻ってきた感じがしましたし、やっぱり良いですね。中学生のときはルーク・ドナルド選手とかのサインを見て、プロもここに来ているんだと思いました。養老で作ったクラブはステータスになると思いますし、クラブに愛着が湧くと思います」
この日は平田と縁が深い3人のクラフトマンが出迎えました。
1人は野村武志さん。中学生の頃から現在まで平田のクラブを担当しています。野村さんは平田の好みについて以下のように語ります。
「最近の選手はどちらかといえばストレートネックが好きだけど、憲聖はちょっと昔のプロの好みに近くて少しグースになっているアイアンが好きです」
もう2人は女部田(おなぶた)真弘さんと大宮全弘さん。2人はミズノのツアーサポートカーに乗って転戦してきたベテランクラフトマン。女部田さんは昨年9月に平田から「54度だけ距離が出ない」と相談されて、急いでバンスを変更しました。すると、翌週の「パナソニックオープン」で優勝するという出来事があったそうです。
ショートゲームが今後の課題
すでに平田は25年モデルの「Mizuno Pro S-3」アイアン、「Mizuno Pro T-1」「Mizuno Pro T-3」ウェッジのテストも行っています。

「ソニーオープンから54度のウェッジは『T-1』にしています。58度は『T-3』(ハーフキャビティタイプ)をテストしています。他の3本(46度、50度、54度)はアイアンっぽく打ちたいけど、58度はグリーン周りで使うので『T-3』の方がイメージが出しやすかったです」
「『S-3』アイアンもテストしていて、良くなっているのでスイッチしたいと思っています。でも、まだハワイと南米でしか試合をしていないので、なかなか本格的なテストができていません。今はチームで動いているわけではないので、アイアンを2セット持っていくのが難しいです。コーン・フェリーツアーは4月から米国本土での試合になります。そこにはミズノの担当者もいるのでうまく切り替えできたらいいなと思っています」
最後にここまでの今季4試合を終えた感想と今後の目標を語ってもらいました。
「昨年よりはうまく対応できていると思います。でもまだまだ改善しないといけないところや課題は多いです。海外の試合で感じることは飛距離の差はもちろんですけど、飛ぶ選手でもショートゲームがすごくうまい。アプローチだけではなくパッティングも含めて。日本とは芝の違いもありますが、ショートゲームのレベルをもう1段階上げることができればもっと上位で戦えると思います」
「南米の試合では食事も思っていたより対応できました。今季はコーン・フェリーツアーが主戦場になると思うので、コーンフェリーで優勝して来年のPGAツアーカードをとりたいです」
2月のコーン・フェリーツアー「バハマ グレートアバコクラシック」では2位タイと初戦から優勝争いを演じた平田。養老で仕上げたウェッジ、アイアンでさらなる飛躍を狙います。
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