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「ハイブリッド」と「ユーティリティー」は結局同じなの? 王道から個性派まで国産ブランド3機種を試打して調べてみた
「ハイブリッド」と「ユーティリティー」は呼び名が違うだけなのでしょうか。スリクソンのZXiハイブリッド、キャスコのUFO AIR UT、本間ゴルフのTW767ユーティリティの3機種を試打&データ比較し、特徴や違いを探ってみました。
スリクソンZXiハイブリッドはアイアン顔
日本のほとんどのゴルファーは「ハイブリッド」も「ユーティリティー」も呼び名が違うだけで同じものと考えていると思います。でもクラブの歴史からヒモ解くと、「ユーティリティークラブ」は当初、フェアウェイバンカー用やラフに強いセカンドショット用などの特殊な状況に強いクラブを指していました。

ロングアイアンの距離を打つのがやさしいということで「ユーティリティー」の名前が今も残っているのです。
一方、海外ではアイアンとウッドが合体したクラブということから「ハイブリッド」と呼ばれていました。そんな理由から、国産ながらグローバルブランドでもあるスリクソンの「ZX」シリーズでは、ウッド型をハイブリッド(ZXiハイブリッド)と呼び、中空アイアン型をユーティリティ(ZXユーティリティ)と呼んでいます。
ZXiハイブリッドは海外ブランドの影響も受けているようで、フェースがシャフト軸線よりも大きく張り出してはいません。

ヘッド前部のフェース寄りだけを見ると若干アイアンに近くて、ラインの出しやすさが感じられます。実際に打ってみても方向性は抜群。しかも打ち出し角とボール初速が大きいので、高弾道ショットが簡単に打てます。そのぶん落下角度が大きく、グリーンに止めやすいわけです。
また可変スリーブを採用しているので、ロフト角やライ角、フェース角の調整をしながら「つかまり度合いや飛距離」を自分仕様にしやすいのも大きな特長です。
超短尺フェアウェイウッドの要素が強いキャスコ「UFO AIR UT」
ユーティリティーながら、まるで短尺フェアウェイウッドのようなヘッド形状になっているのがキャスコのUFO AIR UT by POWER TORNADO(パワートルネード)。
最初に目に入ってくるのは、名称通りUFOのようなヘッド後方に伸びたヒレと、波型になったレールのようなソール。他社では「4U」に当たる40インチ&ロフト22度「#55」を計測してみると、ヘッド奥行は何と77ミリもあり、重心角は37度もありました。

この数値からも、ダフリのミスにも強くスライスを減らすメリットが感じられます。
そもそも、このシリーズは「#33」から「#AA」までラインアップされていて、「フェアウェイウッドが苦手」「アイアンが苦手」なゴルファーのための特殊クラブ。
かつて一世を風靡したクラブ「パワートルネード」のDNAともいえる素材「スーパーハイテン」をフェースを採用し、強い弾きとつかまりで今までになかった簡単さを追求したクラブになっています。
元々使われていた「ユーティリティー」の語源通りに、非常に個性的なクラブといえるでしょう。
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