- ゴルフのニュース|総合ゴルフ情報サイト
- 記事一覧
- ギア・グッズ
- テーラーメイドの新ドライバー「Qi4D」はどうして純正シャフトが3種類あるのか? 気になる理由と選び方のコツを探った
純正シャフトが3種類あることが話題になっているテーラーメイドの新ドライバー「Qi4D」シリーズ。気になるその理由と選び方のコツをゴルフショップ「リルガレージ」の小倉勇人店長に聞きました。
今後はシャフトで飛ばす時代になる
1月9日に発表されたテーラーメイドのニュードライバー「Qi4D」シリーズは、純正シャフトが3種類あることが話題になっています。これはどんな意味があるのか、アマチュアにとってどんなメリットがあるのか、ゴルフショップ「リルガレージ」の小倉勇人店長に話を聞きました。
「従来の純正シャフトは、できるだけ多くの人がそのまま使えるように、ヘッドに合わせて最適化しつつ、できるだけクセのないオーソドックスなものを用意する例がほとんどでした。近年ではカスタムシャフトが普及しているせいもあって、ハードヒッター向けの重め、硬めのものはそちらに任せ、全体的に軽め、軟らかめの傾向も見られますね」(小倉店長)
そんななか、テーラーメイド「Qi4D」は、3種類の純正シャフトに重量違いまで含めた多様なバリエーションを用意しており、非常にめずらしいケースです。
これは当然ですが開発、製造コストもかかりますし、フィッティングを前提とした考え方なので、そのフィッティングシステムを整えるのにも手間とコストがかかっています。純正シャフトの選択肢を増やすことは、それほどのメリットがあることなのでしょうか。

「正直なところ、ドライバーのヘッドそのものの飛距離性能はかなり限界まで開発が進んでいて、もはや劇的な飛距離アップは望めなくなりつつあります。これはヘッド体積、反発係数、慣性モーメントなどあらゆる点がルールで規制されている以上、仕方のないこと。そんななかでアマチュアの飛距離・安定性を向上させるために、シャフトに目をつけたということだと思います」(小倉店長)
各メーカーのヘッドに交換ウェイトや可変スリーブ(いわゆる“カチャカチャ”)がついているのも、個々のユーザーに合わせてして調整することで最適な弾道を得ることを目指したもの。
テーラーメイドはこれをヘッドだけでなくシャフトにまで拡大し、「自分に合ったクラブ」を使ってもらうことで飛距離や方向性能向上を目指すということでしょう。
これは一見高コストに思えますが、アマチュアにもメーカー側にも十分にメリットがあるだろう、と小倉店長は話します。
「簡単にいえば、いままで社外品のカスタムシャフトでやってきたことを、クラブメーカーが自前でやってしまおうという発想です。アフターマーケットに食われていたぶんを自社でやれるようになればメーカーにはメリットがありますし、アマチュアにとってもそれを純正シャフトでできればカスタムを選ぶより安いのでお得です」(小倉店長)
実際、カスタムシャフトを選ぶ場合、一般的には純正シャフトよりも2万円以上価格がアップします。それを純正でカバーできると考えると、かなりコストパフォーマンスはいいといえるのではないでしょうか。
判断基準は「フェース開閉量」なのでフィッティングは必須
シャフトの選択肢が増えると、アマチュアにとってはその選び方が難しいところ。複雑化してしまうという懸念もあるかもしれません。
テーラーメイドは3種類の純正シャフト「REAX」シリーズを、フェースローテーション量に応じて用意しています。フェースローテーション量が標準的な人向けに「REAX MR」、多めの人向けに「REAX HR」、少なめの人向けに「REAX LR」という3種類。
つまりフェースの開閉量の多寡を基準にシャフトを選ぶということになりますが、一般的なアマチュアで自分がどれに当てはまるかわかっている人は多くないのではないでしょうか。
「その意味ではやはりフィッティング前提ということになります。メーカーにはフィッティングマニュアルがありますので、どの量販店でも最適なものを選ぶことはできるはずです。試打慣れしていない人は『面倒くさい』『打ってもわからない』と思うかもしれませんが、新品なら10万円超えのお買い物ですし、せっかくのシャフトバリエーションを生かすために、ぜひこの『ひと手間』を惜しまず、試打してほしいですね」(小倉店長)
それでも面倒という人は、中間的な「REAX MR」の50グラム台がファーストチョイス。従来の純正シャフトは概ねここに相当すると考えていいでしょう。
しかしフィッティングを受けるデメリットははっきりいってありません。アマチュアにとって飛距離アップはいかにロスをなくすかという点に尽きますので、フィッティングで最適なクラブ、シャフトを選ぶことは、間違いなく結果につながりますし、それを追加コストなしでできると考えればやらない理由はありません。
純正シャフトのバリエーション増という傾向は、今後他メーカーにも広がっていく可能性は高そうです。今後も注視していくと面白いのではないでしょうか。
- 1
- 2
最新の記事
pick up
ranking











