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高いフェース完成度だからミスヒットに超強い!? キャロウェイ「クアンタムMAX 」ドライバー試打【QPの3分クラブ批評】
キャロウェイの「QUANTUM(クアンタム)MAX」は、ミスヒット時でもボールスピードが落ちにくい圧倒的な安定感が特徴のドライバー。重心設計に頼りすぎず、フェース性能で寛容性を担保する。その思想は、キャロウェイらしさの集大成ともいえます。QPこと関雅史プロが、構えた印象、打感、シャフトとの相性まで詳しく解説します。
キャロウェイ「クアンタムMAX」ドライバー QP’sチェック(5点満点)

◆飛距離性能 4.5
◆曲がりにくさ 5.0
◆コスパ 4.0
◆打感 4.0
◆つかまり 4.0
◆寛容性 5.0
◆上がりやすさ 3.5
◆構えやすさ 5.0
◆操作性 4.0
◆デザイン 5.0
【試打クラブスペック】
ロフト:10.5度
シャフト:TENSEI GRAY 60 for Callaway(S)、ATHLEMAX 50(S)
ボールスピードが落ちないフェース性能
クアンタムMAXを打って、まず驚かされたのはミスヒットへの強さです。正直、ミスしたことに気づかないぐらい、ボールスピードが落ちない。フェースの作り込みが本当にうまくて、多少芯を外しても初速がほとんど変わらないんですよね。

フェースを薄くして、樹脂とカーボンを組み合わせているという説明がありましたが、理屈はさておき、結果がすべて。前作の「エリート」シリーズでも同じような傾向はありましたが、今回はそれがより洗練されている印象です。
AI設計という言葉だけが先行するのではなく、「ちゃんと効果として感じられる」ところまで仕上げてきた。その点が、今回いちばんの好印象でした。
重心に頼らないやさしさ
キャロウェイのクラブ作りの根幹にあるのは、「振りづらさをなくす」という考え方だと思います。寛容性を出すために、重心距離を極端に長くしたり、重心深度を深くしたりするメーカーもありますが、そうするとどうしても振りにくくなる。

その点、クアンタムMAXは違います。慣性モーメントを稼ぐために重心だけに頼るのではなく、フェース側で仕事をさせる。だから振り心地が重たくならず、ヘッドの挙動も自然。
同じ思想を持つメーカーとしてはタイトリストなども挙げられますが、キャロウェイはその代表格。今回のクアンタムMAXは、その哲学を非常に分かりやすく体現したモデルだと思います。
構えやすく、嫌味のないデザイン
構えた印象は、前々作「パラダイム AI SMOKE」シリーズや「エリート」シリーズから大きく変わった感じはありませんが、全体的にシックで洗練されています。パッと見た瞬間に「顔がカッコよくなったな」と感じました。

カーボンとチタンの融合も非常に自然で、いかにもハイテクという主張が強すぎない。そのあたりのバランス感覚が、今回の完成度の高さにつながっていると思います。
MAXモデルということで、ソールはチタンを使い、上部はカーボン構造。重心を下げて上がりやすくする狙いがありますが、その効果が嫌味なく出ている。振り心地を損なうような大慣性モーメント化にはなっておらず、「当てやすくて気持ちいい」という感覚が素直に残っています。
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