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- ハーフトップでも高弾道!? キャロウェイ「QUANTUM」のフェアウェイウッドを前作と打ち比べ
キャロウェイの最新シリーズ「QUANTUM(クアンタム)」は、「3層構造」フェースを採用したドライバーばかりが注目されがちですが、フェアウェイウッドも性能的にかなりの進化を遂げています。
マイシャフトでヘッド比較を試みるもまさかの「スリーブ変更」
キャロウェイの最新シリーズ「QUANTUM(クアンタム)」は、ドライバーで業界初となる「3層構造」のフェースを採用して、大きな話題となりました。筆者(ゴルフライターの田辺直喜)も何度か「QUANTUM」シリーズのドライバーを試す機会がありましたが、フェースにくっつくような手応えがありつつ、そこから強くボールをはじき出す今までにないフィーリングに驚かされました。
そんな「QUANTUM」シリーズの中で今回取り上げるのは、4機種がラインアップされたフェアウェイウッドです。
現在、筆者は前作の「ELYTE フェアウェイウッド」の「3HL」を愛用しています。飛距離性能、寛容性など、性能的な不満はありませんでしたが、ドライバーの好感触を受けて、フェアウェイウッドがどれほど進化しているのか興味が湧きました。
そこで、スタンダードモデル「QUANTUM MAX フェアウェイウッド」の「3HL」と低スピンモデル「QUANTUM ◆◆◆(トリプルダイヤモンド)フェアウェイウッド」の3番をコースで試打してみました。

せっかくなのでマイクラブに装着しているお気に入りのシャフト、三菱ケミカル「TENSEI Pro Black 1K Core(7TX)」に差し替えて試打を行おうとしたのですが、ここで思わぬアクシデントが起きました。ヘッドを付け替えようとするも、型が合わないのです。よくよく調べると、今作からフェアウェイウッドのシャフトスリーブが新しい「オプティフィット4」に変更になっていました。
公式ホームページを見ても、「従来のアジャスタブルホーゼル付きシャフトは互換性がなく、使用できません」との注意書きが…。シャフトを統一した方が性能比較しやすかったのですが、今回は仕方ないので諦めました。
ちなみに新しい「オプティフィット4」はロフト角とライ角の調整機能が拡充され、ロフト角が±1度、ライ角が±2度の調整が可能とのことです。前作からの互換性がなくなったのは惜しいですが、ライ角の調整幅が増えたことは、地ベタから打つことの多いフェアウェイウッドでスイングに合わせるにはメリットが多いと言えそうです。
軽めの純正シャフトでトップを連発するも…ボールが驚くほど浮く
気を取り直して、コースでの比較試打をスタートしました。まずは使い慣れたマイクラブの「ELYTE フェアウェイウッド」を打っていきます。

今回はパー5のセカンド地点、軽い打ち上げでグリーンまで250ヤードの位置からボールを打っていきました。「ELTYE フェアウェイウッド」はやや高めのつかまったボールで飛んでいき、グリーン手前の花道に着弾。約245ヤードほどの位置に止まりました。「3HL」はロフト角が16.5度で4番ウッドに相当しますので、通常の15度の3番に比べると右のミスを抑えながら、キャリーが稼ぎやすくなっています。
続いて、「QUANTUM MAX 」の同じ「3HL」を試打しました。シャフトは50グラム台の純正シャフト「ATHLEMAX(S)」が装着されています。マイクラブのスペック「7TX」に比べて、かなり軽量でやわらかくなります。トップを警戒しながらスイングしたものの、1球目はダウンスイングでヘッドが下に落ち切らず、フェースの下めに当たるハーフトップになってしまいました。
しかし、驚きだったのはハーフトップで打ち出されたボールの想像以上の高さです。インパクトの感触からすると、地をはうような球になるかと思いましたが、思いの外、伸びていきました。着弾地点を見ると、1球目の「ELTYE フェアウェイウッド」の約10ヤードほど手前まで到達していました。ミスの度合いを考えたら、十分過ぎる結果です。
試しにもう1球打ってみると、今度は芯を食うナイスショット。「QUANTUM」のドライバーに近いフェースにくっつくような打感で、打音も落ち着いた心地の良いものでした。今度の着弾地点は最初に打った「ELYTE」とほぼ同じ位置でした。シャフトが軽量でスイングとの相性が良くない中でこの結果は、「QUANTUM MAX フェアウェイウッド」のポテンシャルの高さを感じさせるものでした。
フェアウェイウッドにありがちな「待ちチョロ」をとことんカバーしてくれる
フェースの下めに当たるミスへの寛容性は、低スピンモデルの「QUANTUM ◆◆◆ フェアウェイウッド」も同等の強さでした。

キャロウェイの「◆◆◆」といえば、シリーズの中で最もミスにシビアなモデルになります。しかし、「QUANTUM」では「◆◆◆」でも十分な寛容性が備わっているようです。そしてナイスショットでは「ELYTE」のボールを超えて、250ヤード先のグリーンエッジまで到達しました。自分に合ったシャフトを装着したら、さらに差が出そうな予感があります。
「QUANTUM」シリーズのフェアウェイウッドには、「スピードウェーブ2.0」というテクノロジーが搭載されています。これはヘッド内部でウエートを浮かせて配置するもので、重心設計を最適化しながら、フェースのたわみを増大させることができます。
今回の試打で驚かされた「QUANTUM」シリーズの下めヒットに対する強さは、この「スピードウェーブ2.0」が大きく影響していることは間違いないでしょう。
試打・文/田辺直喜
1985年生まれ。東京都出身。ゴルフ専門誌を経て、現在はフリーの編集・ライター・カメラマンとして活動中。研修生としてプロゴルファーを目指した腕を生かして、最新ギアのインプレッションも行う。
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