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- アスリート女子ゴルファーがグラファイトデザインのシャフト「aG19」「ツアーAD CQ」を試打!
グラファイトデザインのシャフト新製品、Gシリーズの2代目「aG19」と、ツアーADシリーズの「ツアーAD CQ」を女性ゴルファーに打ち比べてもらいました。
シャフトのしなりを利用して飛ばせる「aG19」
2022年に開催された企業対抗レディスゴルフトーナメントの予選会会場では、ゴルフシャフトメーカーのグラファイトデザインによる試打会が実施されていました。同年秋発売のウッド用モデル2種も用意され、参加した女性ゴルファーたちもさまざまなスペックのシャフトを手に取り、ショットの感触を確かめました。
試打に供されていたのは、上述したグラファイトデザインのゴルフクラブ用シャフト新モデルである、「G」シリーズの2代目「aG19」と、同じく「ツアーAD」シリーズの「ツアーAD CQ」をはじめとする、同社のシャフトを使用したクラブです。女性ゴルファーたちはどのようなインプレッションを抱いたのでしょうか。
その前に、そもそもGシリーズの2代目「aG19」とはどのようなシャフトなのでしょうか。グラファイトデザインの石井康広さんに聞いてみました。
「『キメラテクノロジー』というものを採用したモデルです。シャフトの手元から先端にかけ、部位ごとに異なる剛性を持たせた設計で、手元側は柔らかく、中間部は硬く、先端はほどよく動くようにしました。
手元側を柔らかくすることでクラブの重みを感じやすくし、テークバックと切り返しにおける力みを抑制して、スイングの安定感を向上させています。中間部を硬くすることで、手元部分から生まれたしなりのエネルギーを増大させて加速します。先端部はエネルギーロスを抑えつつ、ヘッドが走り、高打ち出し、低スピンになるようにしています。全体がしなるような感触が得られて、球を上げやすく、キャリーを伸ばせるシャフトに仕上がっています」
「キメラ」とは、古代ギリシャ神話に登場する「ライオンの頭部」「ヤギの胴部」「毒蛇の尻尾」を持つ架空の生物のことです。それを語源として、ひとつの植物体に異なる遺伝子情報が混在することを意味する言葉でもあります。今回の「aG19」については、ひとつのシャフトに異なる剛性設計をまとめた、という特徴を表現する意味合いで「キメラテクノロジー」という設計名称を採用したそうです。
実際に試打した人に「aG19」の感想を聞くと、「しなりますね。グラファイトデザインというと、縞々のシャフト(ツアーAD)のイメージだったんですけど、これは違うんですね。縞々のほうも打ちましたが、私はこちらが振りやすいですね。シャフトがしなって、タイミングが取りやすいです」と、そのタイミングのとりやすさを第一に評価していました。
「50グラム台のRが打ちやすい、自分のクラブより打ちやすいです(笑)。自然にヘッドが返ってくる感じです。自分のクラブのシャフトは、柔らかすぎる感じがしました。AG19は、当たってからボールを押してくれる感じがあります。先のしなりの影響ですかね。ダブルキックっぽいってお聞きしたんですけど、手元もしなって先もしなって、この感触、好きです」(上述の試打会参加者)
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