- ゴルフのニュース|総合ゴルフ情報サイト
- 記事一覧
- スコアアップ
- ゴルフはなぜ“現状維持”すら難しい? アマチュアのスイングが簡単に崩壊するメカニズムとは
上達を目指して練習とラウンドに励んでいるものの、少しサボると現状維持すら覚束なくなるのがゴルフの難しさです。アマチュアが現状維持をするためには、どのくらいの頻度で練習する必要があるのでしょうか。
練習をサボると「すぐに下手になる人」の特徴
「しばらく練習していないから、今日は当たらないかも……」。久しぶりのゴルフで、言い訳のようにこう呟いた経験はありませんか?
確かに練習不足は不安の種ですが、実は「多少サボってもすぐに感覚が戻る人」と「完全に崩れてしまう人」には明確な違いがあるそうです。岐阜県にある4+FUNゴルフスクールの代表で、ティーチングプロの安藤恵莉氏は以下のように話します。
「これまで『体』の感覚だけで覚えようとしてきた人は、練習できない期間があると一気に退化してしまう傾向があります。練習量が減ると、誰でも『距離感』や『ボールとの間合い』は狂うもので、これはツアープロでも同じです」
「すぐに戻せる人は、感覚ではなく『クラブの動き(物理的な理屈)』でスイングを理解している人が多いです。一方、『ナイスショットが出ればOK』と、漠然と真っすぐ打つだけの練習をしている人は危険です。こう動けばこう飛ぶといった理屈の裏付けがないまま、その日の調子だけで練習を続けていると、ブランクが空いた際に戻るべき拠り所がないため、修復に時間がかかります」

実際、安藤氏が受け持つ生徒さんの中にも、2年間みっちり練習してスイングを作ったにも関わらず、多忙で練習が月1回になった途端、一気に崩れてしまった人がいたそうです。
「その方は練習にはなかなか行けなかったものの、取引先とのラウンドは定期的に行っていたようです。しかし、徐々にボールが当たらなくなり、焦って『とにかく当てること』に意識が集中してしまい、フォームが大崩れしてしまいました。数カ月ぶりにレッスンに来て直接見た際は、『こんなに変わってしまったのか……』とびっくりしたぐらいです」
「とくに、ラウンド中に何とかしようとしてスイングをいじるのは、一番崩れる原因なので、ラウンド前はなるべく練習しておくのがオススメです」
目上の人とのラウンドや接待ゴルフでは、迷惑をかけないように回らなければならないとプレッシャーがかかるので、練習不足で自信のないゴルファーの中には、本来のスイング動作からはかけ離れた動きになってしまう人も多いようです。では、忙しいアマチュアがせめて現状維持するためには、どのくらいの頻度で練習すれば良いのでしょうか。安藤氏は、最低でも「週に1回」の練習を推奨した上で、その中身が重要だと語ります。
「ただ闇雲にボールを打つのではなく、『基準としている距離』のズレを確認する作業を行ってください。例えば『100ヤードはこの振り幅』と基準をひとつ持っておき、その距離感が合っているかを確認していきます。このぐらいの強さで打てば、このぐらい飛ぶといった感覚を、球数は少なくても定期的に磨いておくことで当て感を維持しやすくなります」
まずは練習場にある距離が描かれた看板や目標物に向かって打つ練習から始めるのがオススメだそうです。ナイスショットを求めて何百球も打つよりも、距離を定めて数十球打つほうが練習の質は高いといいます。
客観的にスイングを分析する重要性
また、客観的な視点でスイング動作を確認することも不可欠だといいます。
「具体的な方法としては、スマホで後方からスイング動画を撮り、ダウンスイングからインパクトにかけて、クラブが正しいプレーンを通っているかを確認しましょう。目指すスイングは人それぞれだと思いますが、その形になっているかを客観的に分析します」
「スイングの仕組みを頭で理解していれば、1~2週間クラブを握らなくても、動きの再現性は格段に上がります」
「なんとなく」ではなく、明確な基準を持って練習することが、スランプを防ぐ鍵となります。感覚に頼らず、クラブの動きや距離感を管理する意識を持つだけで、久しぶりのラウンドでも大崩れしない「再現性の高いゴルファー」になれるはずです。
最新の記事
pick up
ranking








