予約サイトでよく見る「GPS対応の最新ナビ付き!」の文言 実際どんな利点がある? 最新でないと不便なの??

ゴルフ場の予約サイトを見ていると「GPS対応の最新ナビ付き」と打ち出しているところがありますが、カートナビが最新だと具体的にどのようなメリットがあるのでしょうか。

ランチのオーダーができるカートナビも存在する

 ゴルフカートに乗ってラウンドを進めるプレースタイルは以前から一般的でしたが、近年は「カートナビ」を導入しているゴルフ場が非常に増えています。

 なかには予約サイトで「GPS対応の最新ナビが付いています」と打ち出しているところも多いですが、そもそもカートナビがどれだけの機能を持ち合わせているのか、すべてを把握できている人も少ないかもしれません。

 では、GPSを使ったカートナビには一体どのようなメリットがあるのでしょうか。ゴルフ場の経営コンサルティングを行う飯島敏郎氏(株式会社TPC代表取締役社長)は、以下のように話します。

近年はカートナビを導入しているゴルフ場がほとんど 写真:PIXTA
近年はカートナビを導入しているゴルフ場がほとんど 写真:PIXTA

「カート自体は昔から多くのゴルフ場で普及していましたが、カートナビに関してはここ十数年の間で一気に広がり、性能も目覚ましいスピードで向上しています。運転席の頭上や後部座席にはタブレット型のモニターが付いていて、スタート前に乗り込んだ時にはすでに一緒の組で回るプレーヤーの名前が入力されている場合もありますね」

「カートナビには各ホールの形状やハザードの位置をはじめ、当日のピンポジションについてもしっかり反映されています。残りのヤード数や高低差もGPSによって細かく割り出されるので、コースマネジメントが苦手な人でも次の戦略が立てられるでしょう」

「そして、コース内を走るカートの位置関係が共有されているので、例えばどこかの組のプレー進行が遅れて前の組との間隔が大きく空き始めたら、全体が滞りなくスムーズに流れるようにプレーファストを促すアナウンスが流れるようになっています」

 さらにカートナビには、緊急時やプレーヤーの利便性向上に役立つ機能が備わっているといいます。

「万が一、どこかで落とし物や忘れ物をしたり急病人やケガ人が発生した際には、カートナビに備わっているボタン一つでキャディーマスター室と連絡ができるので安心です」

「加えてごく一部のカートナビに限定されますが、ハーフターンが近づいてきた組に対してレストランにオーダーが入る機能が搭載されていたりと、待ち時間なしで食事が取れるようになっているものも存在します」

 そのほかにも、各ホールのティーイングエリアに到着した際には、このホールはどのような特徴があって、どう攻略していくのがベターなのかといったアドバイスをキャディーの代わりに教えてくれるカートナビもあります。

 また、周辺地域に雷注意報や警報が発令された際や、前の組との間隔が狭くなったり打ち込みの可能性がある場合には警告画面に自動的に切り替わり、ゴルファーの安全を確保できるような工夫がなされているのも特徴です。

コンペがより楽しくなる機能も

コンペでは別組のプレーヤーのスコアが気になることも 写真:AC
コンペでは別組のプレーヤーのスコアが気になることも 写真:AC

 飯島氏は続けて「カートナビにスコアを記録していけば、便利なだけでなくラウンドをよりゲーム感覚で楽しめるようになる」と話します。

「スコアを記入するのは従来通り紙のスコアカードを使っても構いませんが、ナビに記録していけばカードを出し入れする手間が省けるほかにも、書き間違いのリスクを減らせたり途中でどこかに落とすようなトラブルも減ります」

「コンペなどグループで複数台のカートに分かれてラウンドする際には、カート同士を連携させることでほかの組とスコアをシェアすることも可能です。リアルタイムで順位が変動するので、まるで試合を見ているかのような臨場感を味わえるのも最新ナビの魅力と言えるでしょう」

 ナビに記録したスコアは、ラウンド終了後にキャディーマスター室やクラブハウス内にある専用印刷機を通して紙にプリントアウトしてもらえますが、なかにはスマホのアプリと連動させて電子的に保存できるものもあります。スコアの分析や今後のスキルアップのためにデータを集めたい人は活用してみるといいでしょう。

 最新のGPSを搭載したカードナビによって、ビギナーでもより戦略的なプレーが可能になるだけでなく、複数の組のスコアが管理される利点を生かして、コンペでの楽しみ方の幅もグッと広げられます。

 そして、落雷や打球事故といったゴルフでは最も避けるべき危険を、未然に防いでくれる点も最新ナビの素晴らしいポイントと言えるかもしれません。

【図解】接待や上司とのラウンドで役に立つ「カートの上座・下座」を写真で解説

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キャディー付きの場合は助手席が一番上座で後席真ん中が末席、セルフプレーの場合は運転席が末席で後席が上座
プレーの技量が影響しないスタートホールまでやインターバルの移動は一番若い方が運転すると良いでしょう
ゴルフ場でよく見かける4人乗りタイプ(G30Es) 写真:ヤマハ発動機
海外ではメジャーな2人乗りタイプ(YDRA1) 写真:ヤマハ発動機
ゴルフカートは左ハンドル
リモコン式のカートはリモコンか本体のボタンで発進・停止を行う
電磁誘導式のカートを導入するゴルフ場も増えました 写真:AC
ティーイングエリアやグリーン周辺では停止するように設定されていることも 写真:AC
近年はカートナビを導入しているゴルフ場がほとんど 写真:PIXTA
コンペでは別組のプレーヤーのスコアが気になることも 写真:AC

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