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- ゴルフ場での「ネコババ率」が高い距離測定器! 絶対に落としたくない人が意識すべき「心構え」と「置き場所」とは?
近年、ゴルフ場の忘れ物の上位の常連である距離計測器は、コンパクトかつ高価なモデルが多いせいもあり、どこかに置き忘れると返ってこないことが頻繁にあるといいます。置き忘れた自分が悪いのか、それともネコババする人が悪いのか。トラブルにならないための防止策などを探っていきます。
町で落とした財布よりも距離測定器は手元に戻らない可能性がある
昨今はセルプレーのラウンドが主流となり、多くのゴルファーが個々に距離計測器を持参して、ピンやハザードまでの残り距離を確認しています。この流れに伴って、ゴルフ場の忘れ物の上位にも距離計測器がランキングされるようになっています。

昔から忘れ物の常連となっているクラブや、ここ十数年で増加しているスマートフォンと異なる点として、距離計測器は手元に戻ってくる割合が少ないことが挙げられます。
財布を落としても交番に届けられることが多い日本ですが、距離計測器を拾ってもゴルフ場に届けない人が少なからずいるという現実は、非常に悲しいことです。落とした場所まではっきりしてるのに、手元に戻ってこないと事例もたくさんあるそうです。
距離計測器は高価で、しかも大半の人は名前を書いたりしていないので、つい出来心が湧きやすいのかもしれません。とはいえ犯罪ですから、コース内で見つけた忘れ物はタオル1枚でもゴルフ場に届け出るのは当然です。

もちろん一義的には、しっかりと距離計測器を管理せずに失くした人が悪いでしょう。最近は各社レーザー距離計にはマグネットやポーチを身に着けるタイプが大半ですから、計測後は芝の上に置かずにすぐ身につけるようにすべきです。
それでもあちらこちらに置くクセが直せないなら、GPS腕時計型の計測器を使用するのが得策です。
自分が歩く動線上に置く習慣があれば常に目線に入る
忘れ物をする人にその理由を聞いたところで、はっきりとした理由などないのが当たり前です。それでも忘れてしまう人の行動を見ていると、すぐに身に付けず、どこにでもポンと置いてしまっています。
たとえばセカンドショットがベタピンに付こうがミスショットしようがプレーに夢中になってしまうと、その時点でボールに意識が行って距離計測器を置いたことを忘れがちです。

また、使う番手以外にもたくさんクラブを持ってセカンド地点からグリーンまで来る人は、距離計測器だけでなく1~2本クラブをグリーン周りに忘れたままでも気付かないことがあります。
こうした忘れ物を防止するには、プレーする場所からカートへ自分が歩く「動線上」に距離計測器やクラブを置いておくクセを付けることが重要です。
グリーンならば最後はピン近くに必ず行くので、そこからカートまでの動線上に自分の物は置いておくのです。それならば目線に入るし、自分が忘れても同伴プレーヤーが気づいてくれる可能性も高まります。
距離計測器やでもクラブでも「忘れても戻ってこないつもり」で、気を付けてプレーしてみてください。
【解説】筒 康博(つつ・やすひろ)
伝説のプロコーチ・後藤修に師事。世界中の新旧スイング方法を学び、プロアマ問わず8万人以上にアドバイスを経験。スイング解析やクラブ計測にも精通。ゴルフメディアに多数出演するほか「インドアゴルフレンジKz亀戸」ヘッドコーチ、WEBマガジン&コミュニティー「FITTING」編集長やFMラジオ番組内で自らコーナーも担当している。
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