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- 値上げやメニュー変更をしないで大丈夫!? 空前の「米」価格高騰と品不足をゴルフ場はどうやって対処しているの?
一時期の米価格高騰は収まりつつありますが、1年前に比べればまだまだ高値が続いています。その影響は一般家庭の食卓だけでなく、レストランで大量にお米を使用するゴルフ場にも及んでいます。レストランでの食事を楽しみにしているゴルファーにとって「ごはん」は欠かせない存在。ゴルフ場では食材全体のコスト上昇にも直面しており、経営を維持するためにはメニュー変更といった対応が不可避となっています。
年間契約や近隣の農家からの仕入れで確保しているコースも
スーパーでは店頭からお米がほとんど消える時期もあり、備蓄米が出回ってもまだ例年の価格まで下がってはいません。ゴルフ場ではレストランで大量のお米を使用しますが、いったいどうやって仕入れているのでしょうか。
話を聞くと、実は農家と年間契約しているゴルフ場が多く意外にも「お米は確保できている」ところがコースが多かったのです。郊外にあるゴルフ場では従業員やその実家が米農家であるというケースもあり、仕入れのルートは数多くあるそうです。

地域によっては「お米を(お店で)買うことはない」という話を聞きますが、一部のゴルフ場があるエリアでは実際にある話のようです。
「当ゴルフ場ではお米の購入に関して農家と年間契約していたので在庫は確保できていました。値段は上がってはいましたが、一般の消費者が買うような価格までにはなっていません」
「従業員に農家をしている方がいるので、そこから仕入れたりしています」
これらは郊外に立地するゴルフ場の声ですが、田畑に囲まれた地域ならではの強みといえそうです。
お米以外の高騰もあり今後は値上げせざるを得ない?
とはいえ、調達するお米の価格は例年と比較して少なからず高騰していて、お米以外の食材も値上がりしています。その結果、レストランのメニューにも様々な影響が出ているといいます。複数のゴルフ場を取材したところ、次のような対応策が聞かれました。
「以前は『ライスおかわり無料』だったサービスを『大盛り・おかわりは有料』に変更しています」など、細かなコスト調整が行われているそうです。
あるゴルフ場ではこうした対応に加えて、「他の食材(副菜やスープなど)の原価を抑えることで、お米の値上がり分を吸収する工夫をしています」とのことでした。メニューの価格を上げずに提供するために、現場では創意工夫を続けているわけです。
一方、一般スーパーで品薄状態が続く中、売店で地元産のお米を販売しているゴルフ場もあります。来場者からの問い合わせや購入が相次いだそうで、「例年、売店でのお米販売は新米の時期しか行わないのですが、今年は飛ぶように売れるということもあり継続的に販売をしています」とゴルフ場関係者は話してくれました。
賞品や参加賞として「お米」を提供するオープンコンペもこれまで通り実施していて、ゴルフ場の担当者は「参加されるお客様に喜んでいただきたいので頑張りますが、仕入れは前より大変ですね」と話します。
お米だけでなく、食用油・調味料・肉類など多くの食材価格も上昇しており、今後はレストランメニュー全体の見直しを迫られる可能性もあるそうです。加えて、人件費や電気・ガス料金の上昇も重なり、ゴルフ場全体の運営コストが膨らんでいるのが現実です。「価格転嫁なき工夫」も限界に近づいているというのが本音のようです。
来場者の満足度を維持しながら持続可能な経営をどう実現するか、ゴルフ場やレストランは今後も日々さまざまな知恵と工夫を凝らしていく必要がありそうです。
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