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- 車のヘッドライトでグリーンを照らすことは少なくなったけど… 冬のラウンドで注意したい「ボールが見えづらい時間帯」
冬のゴルフは、日没が近づく時間帯や朝の低い太陽の影響で、ボールが見えづらくなります。QT中継で見た懐かしい光景や自身の体験を交えながら、スタート時間の選び方や同伴者同士でボールの行方を確認し合う大切さについて考えます。
冬は日没が近づくとボールが見えづらい
プロゴルフツアーはシーズンが終わると、翌年のツアー出場資格を決めるためのクォリファイングトーナメント(QT)と呼ばれる予選会を開催します。ツアーで1年間戦ったもののシード権を獲得することができなかった選手や、プロテストに合格したばかりの新人選手などが、来季のツアー出場権を得るためにしのぎを削ります。
今年は女子ツアーのQTファイナルステージが動画配信サイトU-NEXTでライブ配信されるという初の試みがありました(第3ラウンドおよび最終ラウンド)。その生中継を視聴していたところ、冬のゴルフ場ならではの懐かしい光景を目にしました。最終ホールのグリーンが日没寸前で暗くて見えづらくなり、車のヘッドライトで照らしていたのです。
筆者がゴルフを始めた2000年ごろは、日没が近づくとコース管理車両が最終ホールのグリーン周辺に何台か集まってきて、ヘッドライトで照らすのが定番でした。近年は多くのゴルフ場が移動式のスタンド照明を導入したので、このような光景はほとんど見かけなくなりました。
日没間際のゴルフ場をプレーしていると、「太陽の位置が低くなってきたな」と感じた次のホールで周囲が一気に暗くなってビックリします。そうなるとティーショットの行方もグリーンを狙うショットも見えづらくなります。

ただ、暗くなったからライトで照らせば見えるかというと、そういうわけでもありません。QTに出場している選手たちは、グリーンを狙ったショットのほとんどがグリーンに乗りますし、乗らなくてもわずかに外れる程度です。
一方で、アマチュアは左右に大きく曲げますから、ライトの光が届かない位置まで曲げるとロストボールになります。ラウンド終盤はただでさえ疲れが溜まって下半身の動きが止まり、ボールが曲がりやすいのに、曲がったボールが見つからないとダブルでショックを受けます。
そのような苦い思いを何度か経験した結果、筆者は冬の9時30分以降のスタートを避けるようになりました。ラウンド終盤に薄暗くなり、上がり3ホールで大たたきしてモヤモヤするよりも、朝早くスタートして寒さに耐えながらプレーするほうがマシという気持ちになりました。
朝早いスタートも太陽が低い時間帯はボールが見えづらい
したがって冬でも5時前には目覚ましをかけ、真っ暗闇の中を出発し、日の出を見ながらコースに向かいます。そうすると7時台にスタートして14時前にホールアウトすることができます。
ただし、朝早いスタートも日没とは違った理由でボールが見えづらいことがあります。冬の太陽は夏よりも低い位置を移動するので、逆光だとまぶしくてボールが見えなくなります。ゴルフ場のレイアウトは基本的に、太陽の位置も考慮して設計されているはずなのですが、まったく考慮されていないケースもあり、フェアウェイに向かってティーショットを打とうとすると、太陽の光がガッツリと目に入ることがあります。
そんなときは同伴者に「ボールを見失う可能性が高いので、どの方向に飛んだか見ておいてもらえますか」とお願いするのですが、同伴者全員でティーショットを見守っても、出球が高かったり低かったりすると、インパクトの瞬間にボールが魔球のように消えます。「ごめん、見えなかった……」と全員の口から謝罪の言葉がこぼれます。
ただ、幸いなことに周囲は明るいですから、インパクトでフェースが開いたか閉じたかの感触が分かれば、左右のラフでボールが見つかる可能性があります。本人の手ごたえは悪かったのに、ボールはフェアウェイのど真ん中に止まっていることさえあります。
そんなわけで朝でもボールが見えづらいときはあるのですが、1人で見るよりも4人で見たほうが見つかる確率が高まりますし、4人が同じ方向から見るよりも違った角度から見たほうが見失いを防げます。
冬のラウンドはボールが見えづらい時間帯が多いので、同伴者全員が協力してボールの行方を見守り、ロストボールゼロのラウンドを達成してほしいです。
保井友秀(やすい・ともひで)
1974年生まれ。出版社勤務、ゴルフ雑誌編集部勤務を経て、2015年にフリーライターとしての活動を開始。2015年から2018年までPGAツアー日本語版サイトの原稿執筆および編集を担当。現在はゴルフ雑誌やウェブサイトなどで記事を執筆している。
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