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- “NO対策”だと5打はスコアが悪くなる!? 「寒い」「飛ばない」を言い訳にできないプロ・競技アマ 冬ゴルフの段取りとは
「とにかく飛ばない」「スコアも出にくい」などと敬遠されがちな冬のゴルフでは、戦略的な“準備”の差が、スコアの差として現れるかもしれません。
“朝イチ”や“午後イチ”のティーショット前は十分なストレッチを
季節の移ろいを自然の中で感じながら、その時々のコンディションに合わせた考え方や技術を身に付けていくのも、ゴルフの楽しみ方の一つです。
その一方、気温がぐっと冷え込み、体も動かしづらくなる冬のゴルフは、「とにかく飛ばない」「スコアも出にくい」「そもそもゴルフに行く気にならない」などと敬遠されがちです。
レッスンプロの小松拓夢氏は、「暖かな季節のゴルフと比べると、冬のゴルフは平均すると5打は悪くなるかもしれません」と話します。では、その原因は一体どこにあり、どのように対応すれば安定したスコアで回れるのでしょうか。

「冬のゴルフでは、気温の低下による様々な要因が重なることで、スコアメイクの難易度が上がります。また、芝が全体的に薄くなっているので、アイアンやアプローチでミスが出やすくなります。その他、グリーンが凍っているといった不可抗力で、思わぬトラブルに見舞われることもあるでしょう」
「スコアを落としやすい原因は、ただでさえ筋肉や関節が硬くなる上に、ウエア類を着込むため、体をスムーズに動かすことが難しくなる点にもあります。そのため、朝イチはもちろん、“午後イチ”のティーショットに向かう前にも、十分なストレッチやウォーミングアップをすることをオススメします。また、ラウンド中も意識的に体を冷やさないようにして、ケガの防止に努めてほしいです」
筆者はこの冬、ニット+ダウンベスト+ネックウォーマー+防風ズボン+野球用のロングソックスで防寒しつつ、さらにベンチウォーマーを併用した“女子プロスタイル”でラウンドしています。実際、ショット毎にベンチウォーマーを脱いだり着たりする手間はあるものの、動きやすさと温かさを両立するには、最善の方法だと感じています。
冬のゴルフでは、打感がソフトなスピン系のボールがオススメ
気温の低下は、当然ながらクラブやボールにも影響を及ぼします。そのため、「スイングやマネジメントに対する意識改革も必要」になると、小松氏は話します。
「冷たい空気は密度が高くなり、夏よりも空気抵抗が増すため、やはり飛距離は落ちる傾向にあります。また、ボールの弾性が低下し、シャフトのしなりを生かしにくくなることも、飛距離の低下を助長します。とくにカーボンシャフトは温度変化に敏感なので、普段との飛距離や弾道の違いに注意を払って、番手選びに役立てると良いでしょう」
小松氏はまた、「ムリに飛ばそうとしたり、ボールを上げようとしたりせず、普段よりも飛ばないことを許容して、“飛ばないなり”のマネジメントに徹することも大切です」と、冬ならではのラウンド術を教えてくれました。
続けて「ボール選びにも一考の余地がある」と話します。
「冬のゴルフでは、打感がソフトなスピン系のボールを断然オススメします。冬はグリーンが速くなりがちな一方、“転がし”で寄せるシーンが増えるため、スピンが効いてコントロールもしやすい特性が有利に働きます。また、インパクト時の衝撃やミスショットした時の“ジーン”と痺れる不快な感触も軽減されるはずです」
「個人的には、タイトリストのボールフィッティング研修会での経験から、“ディスタンス系とスピン系で飛距離性能はほとんど変わらない一方、コントロール性能やスピン性能は明らかにスピン系の方が優れている”という結論に至っています。そのため、季節を問わずにスピン系を選んだ方が、スコアメイクの助けになると考えています」
筆者のエースボールはタイトリストの「プロV1」なのですが、冬の間はそれよりも打感がソフトな「AVX」を代用しています。
また、ボールを温めると反発力や柔らかさが多少なりとも戻るような気がして、使うボールはポケットの中に入れつつ、ランチ時もカートに置きっぱなしにしないでレストランまで連れていきます。ちなみに競技ゴルフなど正式なルールに則ったラウンドでは、人為的にボールを温めることは禁止されているくらいなので、一定の効果があるのかもしれません。
一般的にスコアが出にくいとされる冬のゴルフですが、春のように花粉もひどくなく、夏の猛暑や深いラフもなく、秋のような混雑も緩和されるといったメリットも多々あります。プレーフィも安めに設定されているので、春のトップシーズンに向け、今から腕を磨いておくのも悪くないはずです。
文/のぐち まさひろ
ゴルフとサウナと愛犬のチョコをこよなく愛するライター&ディレクター。20年ほど従事したクルマ系メディアの編集者からフリーランスになり、これから何をしていこうか色々と妄想中。SAJスキー検定1級/国内A級ライセンス/サウナスパ健康アドバイザー所持。ホームコースは「南総カントリークラブ」で、オフィシャルハンデは「7.1」。
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