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- いまだに見かける“目土用の砂”に捨てられた吸い殻… 増加する喫煙ルールを厳格化するゴルフ場
タバコのポイ捨てによる火災を受け、コース内全面禁煙に踏み切るゴルフ場が増えているという。背景には安全確保とマナーの問題があります。変化する喫煙ルールと現場の実情から、ゴルフ場が直面する課題を考えました。
タバコのポイ捨てによる火災が原因で全面禁煙に
先日、あるゴルフ場に行くと、クラブハウスからコースに向かう動線の一番目立つところに、次のような看板が置いてありました。
「2026年2月に、タバコのポイ捨てによる火災が発生したため、コース内は全面禁煙とさせていただきます」
補足説明にはこのように記されていました。
「ティーイングエリア・カート内を含め、すべて禁煙」
「『加熱式』『電子式』を含め、すべて禁煙」
「喫煙は指定の3箇所(クラブハウス玄関横・マスター室横・コース売店)で可能」
「かなり厳しい喫煙ルールだな」と感じましたが、火災が実際に発生していることを踏まえると、こうした対応が取られている背景は理解できます。

ゴルフ場は広大な敷地に芝が広がり、乾燥した季節には火が燃え広がりやすい環境でもあります。一度火がつけば、プレーの中断だけでなく、コースそのものの損傷にもつながりかねません。そう考えると、「そこまでやるのか」ではなく「そこまでやらざるを得ない」という側面のほうが強いのかもしれません。
ただ一方で、ティーショットの順番を待つ時間や、カートでの移動中に一服したくなる気持ちも理解できます。かつては、ゴルフとたばこは切り離せない関係にありました。プロがプレー中にタバコを吸う姿も珍しくなく、アマチュアの中にも、1ホールごとに1本ずつ吸う人が一定数いました。
昭和の時代には、タバコをくわえたままティーアップし、アドレスに入る直前に火のついたまま芝の上に放り投げ、ショットを打ち終えた後に拾い上げて再び吸う、という光景が「カッコいい」とされていた時代もありました。しかし現在は、そのような行為は完全にマナー違反です。時代の価値観は大きく変わりました。
ゴルフ場のルールとマナーは時代とともに更新される
なぜここまで厳格な規制が必要になっているのでしょうか。その背景には、現実に起きている火災の存在があります。ゴルフ場関係者の話を聞いてみました。
「うちのゴルフ場でも、タバコの不始末が原因と思われる火災が発生したことがあります。空気が乾燥していたり、風が強かったりすると、想像以上に速いスピードで燃え広がるんですよ」
その場にいたプレーヤーが消火にあたり、大事には至らなかったようですが、もし初期対応が遅れていれば、被害がさらに拡大していた可能性もあります。ゴルフ場にとって芝は重要な資産であり、一度焼けてしまえば回復には時間もコストもかかります。
火を使わないとされる加熱式タバコであれば、安全なのでしょうか。この点についても現場では慎重な見方をしています。「加熱式タバコは火が出ない仕組みですが、だからといってリスクがゼロとは言い切れません」と関係者は話します。
また、別の問題として挙げられるのが「扱い方」です。たとえば、吸い殻の処理や本体の置き忘れなど、使い方によってはトラブルの原因になることもあります。
「やっぱり一番大きいのはマナーの問題ですね。吸い殻を目土用の砂に突き刺している人とか、今でもいますからね」
ゴルフはマナーのスポーツといわれますが、そのマナーはショットやプレーファストだけに限りません。たばこの扱いもまた、コースを共有する上での重要な要素です。
今の日本では喫煙率は以前より低下し、タバコを吸う人の多くが加熱式に移行しています。それでもなお、ゴルフ場ではタバコが原因とみられる火災が発生しています。
だからこそ、コース内全面禁煙という判断が広がりつつあるのでしょう。それは喫煙者を排除するためではなく、コースとプレーヤーを守るための措置ともいえます。
ゴルフのマナーは、時代とともに少しずつ更新されています。かつては許容されていた行為が、今では明確に否定される。その変化の中で、喫煙に関するルールも見直されてきました。
タバコを吸うかどうかは個人の選択ですが、どのように吸うかは周囲との関係の中で問われるものです。ゴルフ場という環境では、その選択が安全にも直結します。
コース内での火災という現実を踏まえれば、ゴルフのマナーに加えて、喫煙マナーを守ることもまた、プレーヤーに求められているのかもしれません。
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