球技経験者が有利? それともまっさらなスポーツ未経験者!? ゴルフの上達が早い人の特徴とは

ある程度年齢を重ねてから始める人が大多数のゴルフ。上達が早い人に特徴はあるのでしょうか?

「野球」や「テニス」経験者は有利?

 ゴルフは「生涯スポーツ」とも呼ばれており、老若男女の幅広い世代が楽しめるスポーツの筆頭と言えるでしょう。

上達スピードが早い人の特徴とは…
上達スピードが早い人の特徴とは…

「コロナ禍での運動不足解消のため」「社会人になったことをきっかけに」などの理由で、ゴルフを最近始めたという人も多いかもしれません。一般的には、ある程度年齢を重ねてからゴルフを始める人が多いので、大人になってからでも、たしなみやすいスポーツとも言えます。

 社会人になってからゴルフを始めて「シングルプレーヤー」になった人は多くいますし、中にはプロゴルファーまで上り詰めたという人もいます。

 そんな、大人になってから始める人が多いゴルフですが、上達が早い人に特徴はあるのでしょうか。なんとなく、学生時代に「野球」や「テニス」など、球を打つことに慣れている人は、上達が早いイメージを持っている人も少なくないかもしれません。

 レッスンプロの三浦辰施氏は、以下のように話します。

「野球やテニスなどのスポーツをやっていた人は、たしかに上達が早い人が多いです。手先の感覚だけでボールを打つのではなく、体全体を使ってボールを打つイメージを持っている人が多いからです。一方で、スポーツ経験者の中には腕の力だけでスイングしてしまう人も存在します。そういう人は『思いっきり振っているのに球が飛ばない…』という話になったりします」

「逆に、全くスポーツをやっていなかった人のほうが、力まかせにクラブを振ることができないぶん、正しい体の使い方やクラブの振り方を教えやすいです。変に知識を持っていないため、物事をフラットにとらえることができ、吸収力も早いのだと思います」

ビギナーに効果的な練習とは

 さらに三浦氏は、ビギナーはある練習をするとゴルフが上達しやすくなると話します。

「『球をしっかりとらえる』『インパクトゾーン』を長くする練習が効果的です。例えば、7番アイアンや8番アイアンを使用して、飛距離は気にせず、手元を高く上げずに腰から腰くらいの高さのハーフスイングで、力を入れずにボールを低く真っすぐ打ち出せる人は、上達が早いです」

「ハーフスイングでも変にリキんだり、手先だけで合わせにいこうとしたりすると、ダフったりボールが曲がったりします。うまくできない人は、力をなるべく入れないで、クラブを左右に揺さぶってみてください」

「腕が自然に揺らせるようになってきたら、体全体も合わせて動かすと当たるようになってきます。ボールを打ち終わった後は、クラブを上に持ってくるのではなく、下に垂らした状態で止まるようにします。『力を抜いた状態でグリップを握り、腕を動かせるようになる』練習ができる人は、上手になると思います」

 プロゴルファーの多くは子どもの頃からクラブを握り、長い年月をかけて高い技術を習得しているので、大人になってからゴルフが上達するといっても、限界があると感じている人も多いかもしれません。

 しかし、効率的に練習をすれば、大人になってからでもそれなりに上達が見込めると言えるのではないでしょうか。

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