ゴルフは球を打ってひたすら練習!…とは言い切れない「素振り」の重要性

野球やテニスでは「1日100回素振りをする」など、基礎的な練習メニューとして素振りが確立されています。ゴルフでは、練習で素振りを何百回やるというイメージはありませんが、上達につながるのでしょうか?

素振りでも距離感をイメージしておくことが大切

 また、ショットの練習時に素振りを挟むことは、距離感を養う際にも効果的だと話します。

「ショット練習では『距離感』を意識することも重要になります。練習場のボールと本コースで使用するボールでは性能が異なるので、正確な距離感は分かりづらいですが、番手や力加減の変化によって、飛距離にどのように影響するのかを見極めていきます。素振りの段階で細かくイメージを持っておくと、なお効果的でしょう」

 野球の素振りは、筋力を鍛えることやスイングスピードを上げることが主眼とされていることが多いですが、ゴルフの素振りは、正しいスイング動作を身につけるためやルーティンとして行われることが多いです。

 上述のように、やみくもに行うのではなく、連続で素振りをしたり距離感を意識したスイングを取り入れることが、効率的な上達につながりそうです。

【解説画像】飛ばすためには必要な“タメ”を誰でも作れる「左手1本素振りドリル」とは?(8枚)

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左手1本でクラブを持ち、右手は左上腕の下に。胸をホールドしたままクラブを上げて下ろす素振りを行う
ダウンスイングで左手首の角度が120~140度になる形を作り、その角度を変えずに体を回すと正しいインパクトを迎えられる
両手が右腰の高さに下りたとき、グリップエンドが左足元を指すのが正解
左手首の角度をキープしたまま体を回してインパクトを迎える
体のセンターよりも右腰や重心が左にくると、ダウンスイングでキャストしやすい
バックスイングでツマ先寄りに体重が乗っていると、ダウンスイングで体が伸びてタメを作れない
バックスイングでカカト寄りに体重が乗っていると、ダウンスイングで背中側に体が伸びてタメを作れない
ショットの練習時に素振りを挟むことも効果的 写真:AC
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