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- 誰でも買える「女子プロゴルフ選手名鑑」 読み込むと目指すべきプレースタイルが見えてくる?
毎年2月に発売される「女子プロゴルフ選手名鑑」。2018年からは一般ゴルファーにも販売されるようになり、1760円で誰でも購入することができます。そんな女子プロ名鑑、読み込んでいくと自分のプレーにも参考になるデータが満載でした。
トッププロでもパーオン率がものすごく高いわけではない
JLPGA(日本女子プロゴルフ協会)のオリジナルグッズショップからメールマガジンが届き、2023年度のJLPGA公式女子プロゴルフ選手名鑑が発売されたということなので、さっそく購入しました。
この選手名鑑は、以前は一般発売されていませんでした。JLPGAが一定の部数を製作し、トーナメントを定期的に取材しているテレビ局、スポーツ新聞、ゴルフ雑誌などのメディアに配布していました。
トーナメントを取材する記者たちが原稿を書くプレスルームという部屋があるのですが、そこにも各年度の選手名鑑がずらりと並べられていました。記者たちが必要に応じて過去の選手名鑑をめくり、原稿に盛り込むデータを調べるためです。
試合が雨で中断しているときなどに、過去の選手名鑑をじっくり眺めているといろんな発見があります。読み物として面白いので、トーナメントを取材する機会が少なくなった今も毎年購入しています。ちなみに販売価格は1760円です。
一般発売されるようになったのはいつごろなのか調べたところ、2018年にぴあMOOKから発売された記録が残っていました。それ以来毎年2月に発売されているようです。
選手名鑑の表紙を飾るのは前年度の賞金女王というのが2000年代までの通例でしたが、2010年代に入ると複数の選手で表紙を構成するようになりました。
2023年度版の表紙は山下美夢有選手、西郷真央選手、勝みなみ選手、西村優菜選手、稲見萌寧選手、小祝さくら選手、吉田優利選手、堀琴音選手、菅沼菜々選手、藤田さいき選手の10人が登場しています。
毎年、目を皿のようにして眺めるのが前年度のJLPGA TOUR部門別公式記録です。今年は平均ストローク数、パーオン率、平均パット数、パーセーブ率、イーグル数、平均バーディー数、フェアウェイキープ率、サンドセーブ率、リカバリー率の各部門96位までが掲載されていました。
2022年の平均ストローク数1位は山下美夢有選手で、2019年の申ジエ選手以来、史上2人目となる60台(69.9714)を記録しました。
ただ、そこから下を見ていくと、平均ストローク数がアンダーパーなのは43位の阿部未悠選手(71.9910)までとなっており、44位の小倉彩愛選手(72.0004)よりも下はオーバーパーです。それでも十分にすごいことですが、ツアープロでもアンダーパーで回るのは簡単ではないということです。
パーオン率1位も山下美夢有選手で75.1543%。もちろん素晴らしい確率ですが、年間5勝を挙げてメルセデスランキング1位に輝いた選手でも、約4ホールに1回はパーオンを逃しています。
これがランキング96位の吉川桃選手になるとパーオン率56.7901%です。2022年の女子ツアーで96番目にショットの精度が高かった選手が1ラウンドでパーオン約10回ですから、約8回はグリーンを外します。
競技に出ているわけでもなく、70台を目指しているわけでもないアマチュアゴルファーがパーオンを逃して悔しがるなんておこがましいことで、パーオンしないのが当たり前くらいに思っておいたほうがいいわけです。
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