- ゴルフのニュース|総合ゴルフ情報サイト
- 記事一覧
- ゴルフライフ
- ホールインワンした本人が自腹で祝う“謎風習”の起源は? 品格が表れる保険金の“粋な使い方”とは!?
ゴルファーならば一度は経験してみたいホールインワン。しかし、実際に達成した場合、歓喜の直後に打った本人が真っ青になってしまった……。なんていう話もよく耳にします。自腹でお祝いしなければならないのに、ホールインワン保険にはいっていなかった、と。この風習はどのように始まり、その由来や海外での祝われ方はどのようなものなのでしょうか。
飲み物をおごる風習がゴルフの精神を守る

アマチュアゴルファーがホールインワンを達成する確率は、試算によると1万2500分の1です。ゴルフ場にパー3ホールが4つあり、1日50組が4サムで回った場合、1カ月で2万4000回のティーショットとなり、月に2回のホールインワンが出る計算になります。年中これだけの組数が埋まるわけではありませんが、それでも月に1回くらいは出てもおかしくありません。ゴルフ場勤務をしていた筆者の経験からも、おおよそそのように感じています。
ホールインワンを達成したゴルファーが風習に従い、その日にプレーをしている全員に飲み物をおごる場合、しばしば高額の出費が伴います。そのためアメリカのカントリークラブでは、メンバーによるホールインワン基金が設立され、万が一の場合に利用できる資金を毎回プレーの際に積み立てる方法が考案されました。
これがホールインワン保険の始まりのストーリーです。つまり実際には、ホールインワンした本人だけでなく皆から寄せられた積立金を利用する形であり、自腹でお酒をごちそうしているわけではありませんでした。
しかしながら、この風習にまったく意味がないわけではありません。飲み物をおごる仕組みをつくったことには、ゴルフの精神を守る上で重要な意義があります。
ホールインワン基金には、多額の積立金と多くの人々の善意が関わっています。これにより、メンバー同士の絆が深まり、ホールインワンを虚偽で申告することが心理的に難しくなります。その結果、公正なゴルフの精神が維持されるのに役立ってきました。
ホールインワン保険の使い方に品格が現れる
ホールインワン基金が保険商品化された始まりには複数の説がありますが、20世紀初頭にアメリカで始まったとする説が有力です。記録によれば、1933年の保険料は1ドル50セントで、補償額は25ドルでした。また、1918年の新聞に保険に関する広告が掲載されていたとも報じられています。
現在のホールインワン保険は、バーでの飲み物の支払いの他に、記念品の購入や記念植樹等にも利用されます。筆者はゴルフ場に勤務していた当時、ホールインワンを達成したメンバーから何度も相談を受けたことがあります。
その方々は「せっかくだから倶楽部のために使いたい」と考え、ゴルフ場のプロショップを通して記念品を購入してくださったり、従業員の人数を部署ごとに調べて全員にプレゼントしてくださったり、飲食に使ってしまうのは惜しいとクラブに目土袋を寄贈してくださる方もいらっしゃいました。
ホールインワンの保険金の使い方には、ゴルファーの品格が表れます。品格ある使い方をした方々にゴルフの神様はほほ笑むのでしょうね。いつかの“その時”のために、今から使いみちを考えておくのもいいかもしれません。
- 1
- 2
最新の記事
pick up
ranking











