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- アマチュアのホールインワン確率って実際はどれぐらい? ゴルフ場に聞いてみた
ゴルファーなら誰もが夢見る「ホールインワン」。では、実際ゴルフ場ではどれぐらいの頻度でホールインワンの報告があるのだろうか?
3000~4000人に1人の割合でホールインワンが出ている
ゴルファーであれば誰もが一度は憧れるホールインワン。ゴルフ歴が長いからといって達成できるわけはありませんし、腕に自信があってもなかなか達成できない人のほうが多いと思います。
日本女子プロゴルフ協会の記録によると、女子ツアーの歴代最多達成回数は6回。塩谷育代さんら6人が達成しています。
現役選手の中では藤田さいき選手が2022年フジサンケイレディスで達成して、歴代最多に並ぶ6回を達成。あと1回で記録更新となります。
一方で、プロゴルファーでも試合ではホールインワンを出したことがない選手もたくさんいます。腕前だけでなく、幸運やめぐり合わせもあるのでしょう。
アマチュアゴルファーですと、ゴルフ歴は短くても何かの拍子に入っちゃった人もいますし、腕には自信がないのに何回も達成し、それが唯一の自慢という人もいます。
ホールインワンはいったいどのくらいの確率で出ているのでしょうか。ゴルフ場関係者に聞いてみました。
「ゴルフ場でホールインワンを達成し、保険会社にホールインワン保険の適用を申請される方は、ホールインワン証明書に必要事項を記入して提出します」
「ウチのゴルフ場のホールインワン証明書発行件数は、2020年が12件、2019年に13件でした。この発行件数に対して、2020年の来場者は46179名、2019年の来場者は43526名でした」
「ホールインワンを達成したすべての方が証明書の発行を希望されたとは限りませんが、単純計算しますと2020年は約3848人に1人、2019年は約3348人に1人の割合でホールインワンが出たことになります」
2020年と2019年で多少の誤差はありますが、2年連続で似たようなデータになっているということは、だいたい3000~4000人に1人の割合でホールインワンが出ていると考えてよさそうです。
1ラウンドでパー3は4回あるので、1万2000~1万6000回に1回となり、保険会社などが算出しているデータとそれほど変わらない結果になりました。
セルフプレーでも条件を満たせばホールインワン保険が適用される
プロゴルファーのホールインワンは賞金がもらえたりしますが、アマチュアゴルファーのホールインワンはなぜか周囲の人たちに記念品を配ったりする風習があります。その負担を軽減するために保険会社はホールインワン保険という商品を販売しています。
ホールインワン補償だけじゃない! ゴルフ初心者が知っておきたいゴルファー保険基礎知識
ホールインワン保険の適用は同伴競技者以外の第三者の目撃証言が必要なケースが多いです。キャディつきプレーが主流の時代は、キャディがその役割を担っていました。ところが昨今はセルフプレーが主流ですから、第三者の目撃証言を得ることが難しくなっています。
前述のゴルフ場関係者によると、セルフプレーでホールインワンを達成した場合、ゴルフ場に確認依頼が入るそうです。
「お客様が電話をかけてきて、『すみません、入ったんですけど、見に来てください』と言われるんですね」
「そう言われたら断るわけにはいきませんから『分かりました』とマスター室のスタッフがそのホールに行くんですけど、カップの中にボールが入っているのを確認することしかできません。当たり前ですが、これはホールインワンの瞬間を目撃したことにはなりません」
「ですからゴルフ場としましては『お客様から申し出がありましたので、ホールインワンの事実を確認したことを証明します』という証明書を発行します。『目撃していませんから(証明書を)出せません』と言うわけにはいきませんからね」
「その証明書を見て保険金を支払うかどうかを判断するのは保険会社さんです。ゴルフ場は介在しません」
「ただ、先ほど申し上げましたように、ホールインワンの割合は3000~4000人に1人ですから、保険会社さんとしてはセルフプレーだと保険が下りないからといって解約されるよりも、皆さんから掛け金を集めたほうが売り上げに貢献します」
「ですからセルフプレーでも保険が下りるように条件を緩和している保険会社さんが増えている気がします」
ホールインワン保険に入るかどうかは人それぞれですが、ホールインワンを達成して証明書に必要事項を記入することは一度経験してみたいものです。
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