青木香奈子、中村心、吉田鈴ら注目のルーキーがツアー初優勝“一番乗り”を目指す　申ジエは永久シードへあと1勝

　申ジエ（韓国）と藤田さいきによるプレーオフで幕を閉じた、前週のメジャー1戦「ワールドレディスサロンパスカップ」の熱が冷めやらぬ中、国内女子ツアーの舞台は茨城から福岡まで南下する。

　雄大な雷山の麓に広がる福岡雷山ゴルフ倶楽部は、在るがままの自然を尊重し生かすことがコンセプトの、美しさと戦略性を併せ持ったコースだ。

　2023、24年と「RKB×三井松島レディス」という名称で開催された大会は、メインスポンサーを変え、16日から3日間（54ホール）の日程で行われる。賞金総額1億2000万円、優勝賞金2160万円を懸けて108人で争われる。36ホール終了時点で、上位50位タイまでが決勝ラウンドへ進出する。

　福岡カンツリー倶楽部 和白コースで行われた前年大会は、岩井千怜が最終ラウンドを7アンダー首位から出て、6バーディー、1ボギー「67」で回り、通算12アンダーで後続を振り切った。山下美夢有、双子の姉・明愛との3人プレーオフを制した23年大会から、自身初の連覇を達成した。

　今年、米ツアーを主戦場とする岩井姉妹はエントリーしていない。フィールドには前週ツアー29勝目を挙げて永久シードへ王手をかけた申をはじめ、今季1勝の工藤遥加、穴井詩、安田祐香、佐久間朱莉、菅沼菜々。さらに、ポイントランク上位の菅楓華、河本結、小祝さくらが名を連ねる。

　また、特別協賛・Sky株式会社所属の仲宗根澄香、荒木優奈、永田加奈恵、アマチュアの鳥居さくらがホステスとして大会を盛り上げる。地元・福岡出身の天本ハルカ、三ヶ島かな、後藤未有、福山恵梨といった面々も力が入る。

　さらに、荒木、永田のほか、青木香奈子、入谷響、加藤麗奈、徳永歩、中村心、福田萌維、六車日那乃、吉田鈴といった、ことし注目のルーキーが、レギュラーツアー初優勝一番乗りを目指す。

　なお、出場を予定していた山下美夢有と藤田さいきは欠場を表明している。