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- 勝みなみは所属大会で無念の予選落ちも「修正力に手応え」 次戦スコットランド、メジャーへ前向きな一歩
明治安田所属のホステス、勝みなみ(かつ・みなみ)は1打及ばず惜しくも予選落ちとなった。
カットラインに1打及ばず通算3アンダー65位タイで予選落ち
◆国内女子プロゴルフ 第18戦
明治安田レディス 7月18~20日 仙台クラシックゴルフ倶楽部(宮城県) 6642ヤード・パー72
明治安田所属のホステス、勝みなみは1打及ばず惜しくも予選落ちとなった。初日に2つのダブルボギーを喫するなど「75」とスコアを崩したものの、2日目には修正力を見せ、最終ホールまで予選通過圏内をうかがう粘りのゴルフを展開。6バーディー、ノーボギーの「66」と巻き返したが、カットラインに1打及ばず、通算3アンダー65位タイで予選落ちに終わった。しかし、敗戦の中にも、次週以降の米ツアーに向けて収穫を感じる内容だった。

「ティーショットもすごく良くて、前半はフェアウェイキープも安定していました。でも後半はショットが少しブレてしまって……」と、自らのプレーを冷静に振り返った勝。特に16番パー5で3メートルのバーディーパットを外したことを悔やみつつ、「そこが入っていれば予選通過も見えていた。仕方ないですけど、昨日(初日)打ちすぎました」と表情を曇らせた。
ラウンド中は、初めて組んだ研修生キャディーの助けもあり、楽しくプレーができたという。「練習ラウンドの情報ってすごく大事。今回はキャディーさんも初めてだったので、自分でしっかり情報を把握しておくことの重要性を再認識しました」と振り返った。
一方で、初日の反省から翌日にかけて取り組んだスイング修正には手応えを感じていた様子。「バックスイングを真っすぐ上げる意識に変えたことで、リズムも良くなりました」と語り、短期間での改善を実感。練習場での動画チェックや調整が功を奏し、2日目のプレーには一定の成果が表れた。
また、今大会でグリーン上の課題にも改善が見られたという。「バーディーパットも入っていたし、パーパットも落ち着いて打てていました。ストロークも良かったので自信になりました」と前向きな言葉も。
次戦は、7月24日にスコットランドで開幕する「ISPS Handa スコットランド女子オープン」。さらにその翌週にはメジャー大会「AIG女子オープン」が控える。風が強くタフな環境が想定される欧州での2連戦に向けて、勝は次のように語る。
「スコットランドは風を読まないといけない。特にユーティリティは左から右に流れる球が出やすいので、風と球筋のマネージメントが鍵になります。低い球も打てるようにして、コース内で粘り強くパーを拾っていきたいですね」
ドライバーについては、「今のモデルは球が少し高い。AIGでは風が強いので、もしかしたら前のクラブに戻すかもしれません」と話し、クラブセッティングの見直しにも着手する構えだ。
月曜日にスコットランドへ出発予定の勝。予選落ちという結果に甘んじることなく、その場で課題を修正し、次戦へと準備を整える姿勢からは、米ツアー本格参戦3年目の成長がうかがえる。米ツアーの最終戦出場も見据える勝にとって、今回の敗戦は大きな学びをもたらしたといえる。欧州の地での飛躍に期待がかかる。
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