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- 「ジャンボの塩対応もご褒美!?」原英莉花、“飛距離復活”で米国から帰還 目標はズバリ「優勝です!」
今季は米女子2部ツアーのエプソンツアーを主戦場とした原英莉花(はら・えりか)。年間ポイントランキングで5位に入り、来季の米女子ツアーカードを手にした。その勢いで今季初の国内女子ツアーに出場。目標はズバリ優勝だ。
飛距離だけでなく、ゴルフ全体のレベルが上がった
◆国内女子プロゴルフ 第29戦
スタンレーレディスホンダゴルフトーナメント 10月10~12日 東名カントリークラブ(静岡県) 6435ヤード・パー72
米女子下部ツアー「エプソンツアー」でポイントランキング5位に入り、来季の米女子ツアーカードを手にした原英莉花。
自動車で10時間かけて移動することもあれば、整備が行き届かない練習場でボールを打つこともある――決して華やかとは言えない環境の中でも、原は前向きだった。
「すごく久しぶりにゴルフが楽しいと思ってプレーできた1年でした。去年までなかった“自分の感覚”を取り戻せた気がします」と笑顔を見せる。

渡米前、兄弟子の尾崎建夫や飯合肇にこう語ったことがある。
「以前はドライバーを遠くへ飛ばして有利に立っていたのに、気づいたらフェアウェイを狙う無難なゴルフになっていた。思い切って変えてみたい。そのためなら下部ツアーからでも挑戦したい」
長身を生かしたダイナミックなスイングとロングドライブが武器の原。しかし、スコアを意識するあまり小さくまとまっていた。フェアウェイが広く、思い切り振れる環境を求めて米国行きを決意したのだ。
その読みは見事に的中。フェアウェイの硬さや空気の乾燥といった環境の違いもあるが、ドライビングディスタンスは前年の250.20ヤードから257.35ヤードへと大きく伸びた。
「感覚的にはキャリーで30ヤードは伸びていると思います。というか、“飛距離が戻った”って感じですね」と笑う。
3日間大会が多く、トレーニングの時間を確保できたことも好影響を与えた。そして、手にしたのは飛距離だけではない。平均ストローク69.91で1位、パーブレーク率23.84%で1位、ボギー回避率12.53%で1位、さらにパー5の平均スコア4.58でも1位――統計が示す通り、原のゴルフ全体のレベルが確実に上がったシーズンとなった。
師匠・ジャンボからまさかの“塩対応”
そんな原が、今季初めて国内女子ツアーに参戦する。
火曜日夜に帰国し、水曜日にはコース入り。練習場での球打ち、アプローチ、パッティング練習をこなしただけで、コースのラウンドは一切なし――まさに“ぶっつけ本番”だ。
この大会には過去6回出場して4度予選通過。最高順位は2020年の5位タイと、相性は悪くない。ただ、「グリーンで4パットした記憶があって、あまり得意なコースではない」と苦笑いする。
それでも、目標を問われると「優勝です」と即答。日本のファンに久しぶりに見せる姿に、カッコ悪いプレーはできない。米国遠征を支えてくれたスポンサーへの恩返しも込めて、勝利を届けたいという強い思いがある。
帰国後すぐ、原は師匠・ジャンボ尾崎のもとを訪れ、米国での成果を報告したという。
「『出れんのか?』のひと言で、あまりリアクションしてくれませんでした」と苦笑い。
ただ、ジャンボが愛弟子の成長を喜んでいないはずがない。無言の“まだ満足するな”というメッセージが込められた、ジャンボ流のエールだったのだろう。
ちなみにジャンボは、同じコースで行われた男子トーナメントで2勝している。師匠の背中を追いかけるように、原もまずは優勝争いに絡みたい。
原 英莉花(はら・えりか)
1999年2月15日生まれ、神奈川県出身。2018年プロテスト合格。“黄金世代”の一人として18年から早くもシード獲得し、翌19年には初優勝。20年には「日本女子オープン」「JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ」と公式戦2冠を達成した。23年はヘルニア手術を乗り越え、2度目の「日本女子オープン」制覇。25年シーズンは米国下部のエプソンツアーを主戦場とし、8月の「ワイルドホース女子ゴルフクラシック」で同ツアー初優勝を飾った。
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