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- パターが緩んじゃう人は3年ぶりV木村彩子の素振りが参考になる! “重いボールを押す”と転がりが良くなる!?
多くの男女ツアープロのコーチを務め、ゴルフ中継で解説も務めている石井忍が、国内外ツアーで気になった選手やシーンをピックアップ。独自の視点で分析します。今回注目したのは、国内女子ツアー「富士通レディース」で優勝した木村彩子(きむら・あやこ)です。
「フォローが出ていない。手が止まっている」
プロ10年目の木村彩子選手が「富士通レディース」でツアー2勝目を挙げました。最終日は通算8アンダーで並んだ高橋彩華選手、渡邉彩香選手とともに首位タイからスタート。前半を3バーディー、ノーボギーで終えると、後半は3バーディー、2ボギーでフィニッシュ。後続に4打差をつけて3年ぶりの優勝を飾りました。
前週の「スタンレーレディスホンダ」は予選落ちだった木村選手ですが、3週前の「ミヤギテレビ杯ダンロップ」では5位タイ、2週前の「日本女子オープン」では4位タイに入っています。ショットが好調で、今大会では「調子が良かったので初日も2日目もショットの練習はしていなかった」そうです。
一方、パッティングは「(ショットを)良い位置につけても一筋違う、ボールの回転が悪かった」と感じ、南秀樹コーチに相談。すると、「フォローが出ていない。手が止まっている」とアドバイスを受けたといいます。

今年の「富士通レディース」のグリーンは非常に仕上がりが良く、スピードは11フィート以上。「速いグリーンはタッチを合わせに行きすぎてもラインに乗らないし、打ちすぎるとオーバーしてしまう。難しいフィーリングだった」と木村選手はコメントしています。
フィーリングを合わせるため、木村選手はパッティングイメージを変更。南コーチと話し合い、「球を打つというよりも押す感じ」でストロークして“重いボール”を打つ感覚で臨みました。
今大会の木村選手のパッティング素振りを見ると、アドレスしてからバックスイングに入るのではなく、一旦フォローを出してヘッドの位置を決めてから素振りをしていました。素振りの段階で長いフォローを出すことを意識付け、球を押すイメージをつくっていたわけです。
フォローのヘッドの位置を決めてからストローク
この素振りの方法は一般ゴルファーの皆さんにも非常に有効です。木村選手のように「ボールの転がりが悪い」と感じる人にもオススメできますし、ストローク中に緩みがちな人にも効果的。フォローのヘッドの位置を決めてからパッティングをすると、インパクトがゴールでなく通過点になるため、ストローク中に力を加減しにくくなるのです。
しっかりと打ち抜くストロークができればミスヒットがなくなり、タッチも合いはじめてきます。
最終日の17番パー3。木村選手はワンオンに成功したものの、カップまで20メートル以上を残していました。ここでもフォローの位置を決める素振りをすると、ファーストパットをカップ手前にピタリ。難なくパーをセーブしました。
パッティングに不安を抱えている人はぜひ木村選手のパター素振りを参考にしてみてください。
木村 彩子(きむら・あやこ)
1995年生まれ、大阪府出身。2015年のプロテストに合格。22年の「アース・モンダミンカップ」で6打差を逆転してツアー初勝利。この年は賞金ランキング12位とキャリアハイの成績を挙げた。翌年は国内女子ツアーの選手会にあたるプレーヤーズ委員会の委員長に就任。25年「富士通レディース」で3年ぶりに勝利。ツアー通算2勝目を飾った。コンフェックス所属。
【解説】石井 忍(いしい・しのぶ)
1974年生まれ、千葉県出身。日本大学ゴルフ部を経て1998年プロ転向。その後、コーチとして手腕を発揮し、多くの男女ツアープロを指導。「エースゴルフクラブ」を主宰し、アマチュアにもレッスンを行う。
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