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- LPGAは平均ストローク72未満が100人! 女子の加速度的レベルアップを裏付ける「来季の職場確保≒アンダーパー」という衝撃データ
近年、女子ゴルフの目覚ましいレベルアップを象徴するのが平均ストロークの向上。2025年の米女子ツアーでは、ちょうど100人が年間平均でアンダーパーのスタッツを残した。
米女子でアンダーパーは100人で“準シード”獲得の人数と同じ
米女子ツアー(LPGA)が集計する平均ストロークのスタッツ。シーズンの総ストローク数(全コースのストローク数をパー72に換算)を総ラウンド数で割った1ラウンドの平均ストロークですが、今季はジーノ・ティティクンが68.681でトップ。これは2002年にアニカ・ソレンスタムがマークした68.697を23年ぶりに更新するツアー新記録でした。
トーナメントの舞台は距離をはじめそれぞれ設定が異なり、時代の変化もあるので、平均ストロークの数値で今昔を単純に比較することはできませんが、トップの数値に大きな差はない一方で、アンダーパー(72ストローク未満)でシーズンを終えた選手の数は確実に増加傾向にあります。つまり、上位の選手層が厚くなりつつあることは間違いないでしょう。
2000年以降のLPGAで、平均ストロークをアンダーパーとした選手の数は2000年の20人を最少に、11年まで20人台~50人台の間で増減を繰り返してきました。しかし、以降は明らかな上昇トレンド(ただし、20年は新型コロナ禍による変則シーズンで大きく下降)。11年の26人から近年は100人前後がアンダーパーを記録しています(2022年:105人、23年:100人、24年:98人、25年:100人)。

「100」といえば、今季終盤、渋野日向子と西村優菜の順位が注目されたポイントランキング100位と同じ数値。同100位であれば、来季の出場試合数がある程度確保できる、日本のメディアでは「準シード」と表される資格が得られます。
つまり、現在のLPGAで翌シーズンの出場試合を一定数確保するには、平均ストロークをアンダーパーに抑えるくらいの力が必要ということのようです。
ちなみに、今季は13人がプレーした日本選手ですが、前出の渋野、西村、そして佐生優花を除く10選手(うち5選手がルーキー)がアンダーパーをマークし、ランキング80位以内のシード権(出場優先カテゴリー1)を獲得しています。上位選手層に厚みが増したのは、日本選手の転入も大きな要因です。
日本ツアーもシード権獲得には平均ストロークをアンダーにする力が必要な時代
この平均ストロークと出場優先資格の関係ですが、面白いことに現状の日本女子ツアー(JLPGA)にもほぼ当てはまります。
今季JLPGAツアーで平均ストロークをアンダーパーとした選手の数は46人。過去4年間は、22年:43人、23年:50人、24年:52人、そして今季の46人。50人前後で推移しています。
「50」という数値は、いうまでもなく来季の「シード権」が得られるポイントランキングの順位です(50位以内)。
即ち、JLPGAでもシード権獲得には平均ストロークをアンダーとするくらいの力が必要な時代なったようです。
振り返ってみると、ツアーで初めてアンダーパーが記録されたのは1997年。福嶋晃子の71.958でした。次に、その数が初めて2ケタになったのは2008年のこと。以降はわずかな増減を繰り返しながらも、確かな増加トレンドを描き、23年に初めて50人台乗せ。上位選手層はますます厚みを増しています。
このトレンドが続けば、まもなく平均ストロークのアンダーパーがシード権獲得の目安ではなくなるのでしょう。
ちなみに、JLPGAの最少記録は23年に山下美夢有が樹立した69.432。彼女は今季、より選手層の厚いLPGAでも70を切る69.81の安定したスコアリングで4位にランク。前出、ロレックスランキング女王のティティクンを脅かす存在になっています。
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