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- 「245ヤードは超せない」 米女子ツアー3年目の吉田優利が語る限界とこれからの戦い方
吉田優利にとって米女子ツアー挑戦3年目のシーズンが始まっている。ポイントランキングを見ると、24年が102位、25年は73位と着実に力をつけている。今季はツアー初Vとさらなる飛躍が期待される。その意気込みをスペシャルアンバサダーを務めた「吉田優利×SMBCガールズゴルフ選手権 日本予選会」で聞いてみた。
練習で何を削って何を残すかが難しい
国内女子ツアーで4勝を挙げ、24年から米女子ツアーに挑戦している吉田優利。過去のCMEポイントランキングは102位(24年)、73位(25年)と、まだ本来の力を出し切っていない。もちろん、世界のトップクラスが集まるツアーだけに、そう簡単に優勝を飾ることはできないし、上位に入るのも難しい。それでも、米女子ツアーのメンバーとなってすぐに優勝を飾った日本選手もいることを考えれば、吉田にもチャンスは十分あるはずだ。
3年目のシーズンはすでに始まっているが、どのようなプランで今シーズンを戦うのだろうか。
「基本的には昨年と同じルーティーンで試合に臨むつもりですが、足りないところが一杯あるので、そこは試合会場で練習をして実戦に臨むというプロセスの繰り返しになると思います」

昨年までの2年間も自分のゴルフに対して誠実に向き合ってきた吉田。ドライバーの飛距離が劣っていると思えば、トレーニングでフィジカルを高めることはもちろん、技術的にも様々な練習に取り組んだ。ジュニア時代から飛距離アップに励み、プロになるまでには相当な伸びもあったが、すでにその限界を超えていたのかもしれない。近年は飛躍的に飛距離が伸びることはなかった。
「もう身長も伸びませんし、体重もそんなには増えません。240ヤードから245ヤードにすることも大変でしたが、245ヤードは超せないと思います」
となれば、やはりほかの部分で勝負するしかないが、吉田がクローズアップするのは数字だという。
「仮にビタッとバーディーチャンスについたとして、それを100パーセント決めることができる保障はありません。できるだけ100パーセントに近づけるように数字を上げていければと思います」
パッティングだけでなく、スコアの数字を高めるには、ドライバーやアイアンショットの精度も上げていかなければいけない。だからといって、思いどおりにさせてくれないのが米国のコースだ。地域によって芝質が異なるのはもちろん、同じ地域でもコースデザインなどの特徴が大きく変わることは珍しくない。
日本のように関東なら林間コース、関西ならアップダウンの多いコースといったパターンもない。当然、自分のゴルフスタイルに合うコースもあれば、合わないコースもあるが、それでも米女子ツアーの選手は結果を残してくるという。
「自分が好スコアだと思っても上位に行けなかったりしますし、LPGAツアーで戦う選手の底力はすごく高いと思います。ショットが曲がろうが、長いパットが残ろうが、きれいなゴルフをしなくてもスコアをつくる能力が高い。そういった底力に負けない、あるいはそれ以上のものを求められているところが大変ですね」
国内ツアーでも前年と同じ実力では、確実にポイントランキングは下がるといわれるが、層の厚いLPGAツアーではその傾向がさらに顕著になるのだろう。ただ、がむしゃらに練習することがベストだとは考えていない。
「基本的には100パーセントの状態で試合に臨みたいと思っているので、そのためにも練習を削ったりしています。どこを重視して残すか削るかという作業がすごく難しいので、そこを上手にできたらうれしいなと思います」
昨年までよりもさらに効率のいい練習をどこまでできるかが、上位にいくための課題となりそうだ。
今年のLPGAツアーはまるで小さな日本ツアー
ただ、ゴルフのことばかり考えていてはさすがに息が詰まる。
「ガレス・ジョーンズコーチとも話していたんですが、LPGAツアーはゴルフだけじゃなく、生活や移動など全部含めたフルパッケージで楽しまなければダメだと」
今年はあえてゴルフ以外の時間も長くとるつもりだ。幸い、ゴルフは個人スポーツであり、団体競技よりも自由になる時間が多い。しかもLPGAツアーは米国以外での試合も少なくないので、昨年は観光しに出かけることもあったという。
「欧州シリーズの合間にベルギーに行きました。街並みとか建物とか自分が想像していたよりもよかったです」
米国内でもユタのナショナルパークへ行ったりなどしたが、リフレッシュするには十分過ぎるほど絶景だったとのこと。米国内での生活自体もそれほど苦ではなく、日本にいたときと同じようにネイルサロンにもいけば、ショッピングも楽しんでいるという。
「朝練習して午後から出かけるのは日本と一緒ですね」と、海外生活に対する違和感はほとんどない。また、今季は史上最多となる15人の日本選手がLPGAツアーに参戦しているが、大会会場でも彼女たちに出会う機会が多いという。
「あっち行っても日本選手、こっち行っても日本選手みたいない感じで、すごく楽しいです」
まるで小さな日本ツアーのようだと吉田は表現するが、互いに干渉し合うこともなく、自分のペースで行動できることも心地がいい。ひと昔前と比べれば、かなり過ごしやすい環境になっていることは間違いない。
吉田自身からは早く優勝したいなど結果に対する焦りは感じられないが、勝ちたい気持ちが強いのは十分想像できる。LPGAツアー3年目の今年は、吉田の真価が問われるシーズンになりそうだ。
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