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- 「攻めるゴルフを心がけた」ウー・チャイエンが混戦を制して今季初V 長尺パターでパッティングに光明
今季国内女子ツアー第6戦「富士フイルム・スタジオアリス女子オープン」の最終ラウンドが行われた。
後半は自分が絶対に混戦を抜け出せると確信
◆国内女子プロゴルフ 第6戦
富士フイルム・スタジオアリス女子オープン 4月10~12日 石坂ゴルフ倶楽部(埼玉県) 6580ヤード・パー72
最終18番ホール、ボギーパットを沈めた後、両手を挙げてバンザイポーズを見せたウー・チャイエン。ツアー初優勝を決めた昨年の大王製紙エリエールレディスではうれし涙を見せたが、今回は満面の笑みを披露した。
朝のスタート時点では肌寒さすら感じた最終日、風も強く吹いたことで思うようにボールをコントロールできないのか、上位陣はなかなかスコアを伸ばせなかった。1打リードの単独首位でスタートしたウーもその一人だ。
「守るゴルフよりも攻めるゴルフを心がけていました。1番ホールから積極的にバーディーを狙いにいく作戦です」
ショットは悪くなかったものの、パッティングが決まらず、スコアを伸ばせない。ついには5番パー4で2メートルのパーパットを外してボギーを叩き、首位の座を譲ることに。しかし、ウーに焦りはなかった。次のホールへ向かう時にキャディーと笑顔で談笑していたのだ。

「グリーンが難しかったですし、自分のパッティングリズムもよくなかったので、あせる必要はないと思いました」
まるで試合展開を予想していたかのように、淡々と目の前の1打に集中してプレーを続けた。すると、後半に入った途端、人が変わったかのようにステディなゴルフを展開。11、12番ホールで連続バーディーを奪って首位の座を取り戻すと、16、17番ホールでも連続バーディーを奪い、2位以下に3打差をつける。
「16番のバーディーで優勝を確信しました」とウー。最終18番ホールはダブルボギーを叩いてもいいと思いながらのプレーだっただけに、焦ることなく目の前のボールに集中できた。
開幕から2試合連続で予選落ちを喫していたウーだが、3戦目のVポイント×SMBCレディスから長尺パターに変更。
「コーチが使っていて、私にも勧めてきたので試してみました」
すぐには使いこなせなかったものの、感触は悪くないので使い続けた結果、シーズン6戦目にして優勝を手繰り寄せた。「まだロングパットの距離感をつかみ切れてないです」と、9番パー4では25メートルのバーディーパットを寄せ切れずに3パットのボギーを叩いたように課題はあるが、今大会の平均パット数は28.67(4位)と、優勝の原動力になったことは間違いない。
元々ショット力には定評があるだけに、パッティングの好調さが続けば、さらに優勝を重ねていきそうな雰囲気だ。
日本語上達の秘訣は読書とYouTube
今回、ウーに驚かされたのはゴルフのプレーだけではない。表彰式で見せた堪能な日本語だ。メモを見ながらではあったものの、優勝者のスピーチとして、大会関係者やスポンサーへのお礼をスラスラと語っていた。優勝記者会見でも通訳をつけることなく、プレーの内容やクラブについて説明していたが、昨年よりも格段に日本語がうまくなっているのは間違いない。
「本を読んだり、YouTubeを見て日本語を勉強しています」とウー。以前はオンラインで日本語のレッスンを受けていたが、今はその必要もないとのこと。
「日本での生活が好きなので、辛いとは思いませんし、楽しんでいます。日本の方はみんなやさしいですし、過ごしやすいです。好きな食べ物はお寿司です」と笑顔を見せる。すっかり国内ツアーになじんでいるウーだが、今季は国内メジャーにも照準を合わせているという。米ツアーに挑戦するよりも、今はとにかく日本で活躍することを目標にする。(埼玉県鳩山町/山西英希)
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