- ゴルフのニュース|総合ゴルフ情報サイト
- 記事一覧
- ツアー
- 渋野日向子の復調支える片手打ちドリル 重視すべき“クラブを持たない手”の役割
PGAツアーの解説も務めるゴルフスイングコンサルタント・吉田洋一郎氏が、ツアーの第一線で活躍する選手のプレーを独自の視点で分析。今回は、米女子ツアーの今季メジャー第2戦「全米女子オープン」で17位タイに入った渋野日向子(しぶの・ひなこ)選手の練習法に注目しました。
アイアン精度向上の背景にあるスイングの変化
渋野日向子選手が復調の気配を感じさせるプレーを見せてくれました。
自身にとって今季最初のメジャーとなった「全米女子オープン」では、初日に3位タイで発進。2日目も首位に1打差の3位タイで決勝ラウンドへ進出しました。
3日目に18位タイへ後退したものの、最終的には17位タイでフィニッシュ。米女子ツアーでは、昨年の同大会以来となるトップ20入りを果たしています。

好成績の要因はアイアンの精度。以前と比べて変化したポイントの一つが、切り返しのタイミングです。
昨年秋の国内ツアーにスポット参戦していた頃は、切り返しがやや遅れ、動きにも若干のもたつきが見られました。渋野選手はコンパクトでフラットなトップを目指してスイング改造に取り組みましたが、このタイプのスイングでは切り返しのタイミングも早めなければ、動きのバランスが崩れやすくなります。
一方で現在は、昨年秋と比べてトップの位置がやや高くなり、クラブを上げている途中から下半身が動き始めるテークバックへと変化しています。その効果もあって、ダウンスイングでの体の連動性が改善され、ショットのクオリティー向上につながっているのです。
渋野選手は現在、腰の動きとインパクトゾーンを意識しながらスイング強化に取り組んでいるそうです。大会期間中の練習風景を見ても、それらを入念に確認しながら調整している様子がうかがえます。
米女子ツアーの公式SNSでは、フルショットだけでなく、短い練習用クラブや重量のあるバットを使った素振り、さらに左右それぞれの片手打ちドリルも公開されています。どの練習にも共通しているのは、腕力に頼らず体全体を使ってクラブを振る意識です。
手打ち防止のカギはクラブを持たない手
なかでも、アマチュアゴルファーが参考にしたいのが“片手打ちドリル”です。
注目すべきは、クラブを持っていない側の手の使い方。左手一本で打つ際には右手を左手首に添え、右手一本で打つ際には左手をおなかに添えて練習しています。
クラブを持っていない手を手首に添えることで、手先だけでクラブを振る動きを抑えやすくなります。「手元をその場に留めておく」感覚が生まれ、体主導でスイングしやすくなるのです。また、おなかに手を添えるとヘソ周りへの意識が高まり、体幹を使った回転運動を覚えやすくなります。
いわゆる「手打ち」には、手の運動量が多すぎるケースと、体の運動量が不足しているために結果として手を使いすぎてしまうケースがあります。
手先で操作する傾向が強い人は、クラブを持っていない側の手を手首に添えることで、余計な動きを抑えやすくなります。一方、体を動かす意識が薄い人は、おなかに手を添えたり、ポケットをつまんで切り返しで引っ張ったりすることで、腰の動きを促しやすくなります。
片手打ちはツアープロも積極的に取り入れている効果的なドリルですが、やり方を間違えると片手でクラブを振り回すだけになり、かえって手打ちを助長してしまいます。
渋野選手のように、クラブを持っていない手の使い方まで工夫することで、片手打ちの効果を最大限に引き出し、スイングの再現性を高めることができるでしょう。
【解説】吉田 洋一郎(よしだ・ひろいちろう)
1978年生まれ、北海道出身。世界のゴルフスイング理論に精通するゴルフスイングコンサルタント。デビッド・レッドベターから世界一流のレッスンメソッドを直接学ぶ。毎年数回、米国、欧州へ渡り、ゴルフに関する心技体の最新理論の情報収集と研究活動を行っている。欧米の一流インストラクター約100名に直接学び、世界中のスイング理論を研究している。海外ティーチングの講習会、セミナーなどで得た資格は20以上にのぼる。
- 1
- 2
最新の記事
pick up
-
長い間、“激スピン”が続く! 本間ゴルフの新作「HONMA WEDGE」が変える「選びやすさ」という価値<PR>
-
西村優菜と共同開発! 理想の高弾道とスピンを実現した「QUANTUM MINI SPINNER」がついに発売!<PR>
-
「上達志向ゴルファーに最適解!」 “飛んで止まる”テーラーメイドのNew「ツアーレスポンス ストライプ」登場<PR>
-
ゴルフ初心者でも参加OK!三浦桃香にも会えるコンペ開催「GOLF FUN FESTA 2026」by CURUCURU&ゴルフのニュース ゴルフコンペ参加者募集中
-
累計販売本数は1000万本を突破“日本シャフト”あなたのアイアンを覚醒させる『選ばれ続けるシャフト』
ranking











