元シード選手同士の対決は下川めぐみに軍配
準決勝では、かつてシード選手として活躍した青山加織と下川めぐみが対戦。「かなり疲れていた」と語る下川だが、1番から強気のパットで7メートルのバーディーパットを沈めると2番でもバーディーを奪取。しかし、3番をボギーとして青山とイーブンに。

一方の青山は、「ショットの調子はイマイチだった」と5番をボギーにすると、6番をギブアップ(コンシード)。下川は7番でも6メートルと長いバーディーパットを沈めて3&2で勝利し、2年連続で決勝進出を果たした。
「無欲の勝利です(笑)」と言いつつ、「やるからには勝ちたい。生活費を稼がないと(笑)」と2連覇へ意欲を見せた。
土壇場で追いついた佐々木慶子が決勝へ

もう一つの準決勝では、44歳のベテラン・佐々木慶子と宅島美香が対戦。佐々木は6日の予選を1位で通過し、7日の9ホールマッチプレー1回戦で綾田紘子、2回戦で斎藤愛璃を破り、準決勝に駒を進めた。
佐々木は最終9番で7メートルのバーディーパットを沈め土壇場で追いつきオールスクエアとする。エキストラホールとなった10ホール目もバーディーとして1アップで勝利した。
「一日がとても長かったですが、最後は盛り返すことができて良かったです。明日は自分のペースで戦いたい」と優勝を誓った。
また、敗れた青山加織と宅島美香は、3位決定戦で対戦する。

富士カントリークラブレディスマッチプレー 【準決勝(9Hマッチ)結果】
勝者 結果 敗者
第1試合:佐々木慶子 10H 1up 宅島美香
第2試合:下川めぐみ 3&2 青山加織