- ゴルフのニュース|総合ゴルフ情報サイト
- 記事一覧
- ツアー
- 古江彩佳がフェアウェイキープ93%を達成した新ドライバーとは?
「トラストゴルフ・スコティッシュ女子オープン」で優勝し、日本人選手として11人目の海外ツアー優勝を成し遂げた古江彩佳。そのセッティングを調べると、新ドライバーが優勝に大きく貢献していることがわかりました。
リンクスの風にも左右されなかった直進性
「トラストゴルフ・スコティッシュ女子オープン」で優勝し、日本人選手として11人目の海外ツアー優勝を成し遂げた古江彩佳。そのセッティングを調べると、フルショットするクラブは昨年からほとんど変わっていません。アイアンも昨年と同じモデルで、ウッド系では2017年モデルの7番ウッドや4番ユーティリティーを長く使っています。
その中で唯一、今年に入ってから替えたのがドライバーです。昨年秋からドライバーは「B1」を使っていましたが、今年7月に一時帰国して「ニッポンハムレディスクラシック」に出場したときから「B3 SD」に変更しています。ちなみに「B1」は男子プロも使っているツアーモデルで、「B3 SD」は投影面積が大きく、直進性が高いヘッドになっています。ドライバーを変えた理由について古江はこう明かしています。
「テストさせてもらったときに、弾道がすごく安定していて、現状のドライバー(B1)より高い球でキャリーも飛距離も伸びました。構えたときにもやさしく見える形状で、インパクトでフェースに当たるポイントがイメージしやすかった」
古江が「B3 SD」のテストをしたのは「ニッポンハムレディスクラシック」の開幕前日。その感触があまりに良かったので翌日からの試合で使い始めたようです。
そして「ニッポンハムレディス」から3週間後にスコットランドで開催された「スコティッシュ女子オープン」では、そのドライバーが抜群の安定感を発揮しました。
4日間のフェアウェイキープ率は80%を超えており、10アンダーをマークした最終日のフェアウェイキープ率は92.8%。最終日にフェアウェイを外したのは1回だけでした。トップ選手でもリンクス特有の風に苦しむ中、古江は完璧なティーショットを打ち続け、10バーディー、ノーボギーで劇的な逆転優勝を達成しました。
試合後、古江が語ったところによれば、ドライバーに助けられた部分も大きかったようです。
「スコットランドのリンクスは米国や日本とも違うタイプのコースで風も強かったですが、新しいドライバーはその風にも負けず安定してくれていたので、マネジメントしやすかったです」
古江は昨年秋に「B1」を使いはじめる前は「ツアーB XD-3」を約3年間にわたって使っていました。しかし今年、「B3 SD」を投入した際に「新しいドライバーは、よりいいものが造られていると思っていた。だから、打つのが楽しみだった」と語っています。
決してドライバーの飛距離があるタイプではない古江ですが、最先端テクノロジーが採用された直進性の高いドライバーを積極的に使うようになったことが、海外ツアー優勝につながったと言えるでしょう。
古江彩佳の最新セッティング
ドライバー ブリヂストン B3 SD(ロフト/9.5度 シャフト/スピーダーNX50)
FW ツアーB JGR 3W、7W(ロフト/15度、21度 シャフト/スピーダーエボ4 569)
UT ツアーB JGR 4H(ロフト/22度 シャフト/MCH60)
UT テーラーメイド SIM2 MAX 6H(ロフト/28度 シャフト/MCH60)
アイアン ツアーB X-CB 6I-PW(シャフト/MCI ブラック 80)
ウェッジ ツアーB BRM ウェッジ(ロフト/50、54度 シャフト/MCI ウェッジ85ソリッド)
ウェッジ ツアーB B-Limited BRM(ロフト/58度 MCI ウェッジ85ソリッド)
パター スパイダー ツアーホワイト
ボール ツアーB XS
※本文を一部修正しました(8月2日10時37分)。
最新の記事
pick up
ranking