「バンカーの3つとも目玉で…」 馬場咲希が“痛恨”ダボ2つで失速も20位タイで最終日へ | e!Golf(イーゴルフ)|総合ゴルフ情報サイト

「バンカーの3つとも目玉で…」 馬場咲希が“痛恨”ダボ2つで失速も20位タイで最終日へ

米女子ツアー「ホンダLPGAタイランド」の3日目。17歳アマの馬場咲希が6バーディー、2ダブルボギーの70で回り、通算9アンダーでフィニッシュした。

「さすがに少し引きずります」

◆米国女子プロゴルフ<ホンダLPGAタイランド 2月23~26日 サイアムカントリークラブ(タイ) 6576ヤード・パー72>

 ホールアウトしてきた馬場咲希の表情からは笑顔が消え、悔しさがにじみ出ていた。

 米女子ツアー「ホンダLPGAタイランド」3日目、馬場はアマチュアながらも名だたるプロを押しのけて、通算9アンダーまでスコアを伸ばし、20位タイでフィニッシュした。

6バーディー、2ダブルボギーの70で回り、通算9アンダーで3日目を終えた馬場咲希(写真は2日目) 写真:Getty Images
6バーディー、2ダブルボギーの70で回り、通算9アンダーで3日目を終えた馬場咲希(写真は2日目) 写真:Getty Images

 この日はバーディーを6つ奪うも、2つのダブルボギーで失速。仮にこの2つのダボをパーにしていれば、トップ10入りも可能だっただけに悔しい表情となるのは無理もない。

「今日、バンカーに3回は入ったんですが、3回とも“目玉”でした。4番のバンカーが目玉でそこからダボを打って、8番も目玉でしたがどうにかパーで切り抜けた。最後の17番も目玉からのダボでした」

「今日はパッティングのイメージが良かったので、最終ホールも17番の分を取り戻そうと思ったのですが、ダメだったので気持ちは落ち込んだままです」

 やはり、カギはショットの精度と狙いどころ。2日間はマネジメントもうまくいっていたが、バンカーに入れてしまうと、こうして少しずつスコアが狂い始めるところにゴルフの難しさがある。

 馬場にとって今日のダブルボギー2つはかなりショックだったようで、話が終わった後も頭を抱えて「さすがに少し引きずります」と、いつもの笑顔は見られなかった。

 それでも「寝たら直ります」と言うのだから、そこまでの心配はないだろう。

 明日の最終日は気持ちを切り替え、1つでも多くバーディーを奪って上位フィニッシュを目指す。

馬場 咲希(ばば・さき)

2005年4月25日生まれ、東京都出身。父親の影響で5歳からゴルフを始める。東京都ジュニアゴルフ選手権(18年)、関東ジュニアゴルフ選手権(19年)、東京都女子アマチュアゴルフ選手権(21年)などで優勝。175センチの長身で、270ヤードのドライバー飛距離が武器。昨年は全米女子オープンに予選会を経て出場し、決勝ラウンドに進んで49位。8月の全米女子アマでは、日本勢として85年の服部道子以来、37年ぶりとなる優勝を手にした。

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