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オーガスタの平均ストロークは歴代3位の71.38! マキロイのグランドスラム達成はデータ的には既定路線!?
昨年のPGA年間王者であるローリー・マキロイ。今年はグランドスラムに王手をかけて9年目となるが、例年以上の充実振りがデータから読み取れます。そこで、マキロイのマスターズ優勝がどれだけ現実的なのか、データとともに紹介します。
9年目のグランドスラム挑戦! 今年のマキロイはひと味違う!?
今週のマスターズで長年の悲願成就に挑むのがローリー・マキロイだ。史上6人目のグランドスラムに王手をかけてから9年目。データ的には今回が最も脂の乗った状態で臨めることになりそうだ。
マキロイは2011年、22歳の時に全米オープンでメジャー初優勝を飾った。翌2012年には全米プロを制し、2014年には全英オープン優勝。メジャー4大会にすべて勝つグランドスラムまで残るはマスターズだけとなった。
全英オープン優勝の翌月には全米プロで2勝目をマーク。2015年のマスターズはメジャー3連勝とグランドスラムをかけての参戦だった。
この時は最終日の追い上げ及ばず4位に終わった。それでも、当時のマキロイの勢いならグランドスラム達成は時間の問題と思われていた。
だが、毎年のように上位に入るものの、優勝には手が届かない。2018年は2位で最終日を迎えたが74と崩れて5位。昨年は最終日に64と爆発したが優勝したスコッティ・シェフラーに3打及ばず2位だった。
昨年、マキロイはこのマスターズ2位を皮切りに全米プロ8位、全米オープン5位、そして全英オープンでは首位を守れなかったが最後まで優勝争いに加わって3位に入った。年間メジャー4大会すべてでトップ10入りは自身初めてのことだった。
若いころのマキロイは超攻撃的なゴルフでツボにはまった時の強さはすさまじかった。実際、メジャー1勝目と2勝目はともに8打差の圧勝である。一方でかみ合わなかった時のもろさも目立ち、予選落ちも多かった。
そんなマキロイが年を重ねるにつれて安定感が増してきた。その結果が、昨年のメジャー4大会すべてトップ10に表れている。
ジャック・ニクラスやタイガー・ウッズらグランドスラムを達成している選手は皆、勝ち切る強さだけでなく安定感を兼ね備えていた。ニクラスもウッズも全盛期にはメジャーで予選落ちすることはほとんどなく、勝てない試合でも安定して上位に顔を出していた。マキロイも若さと才能で突っ走っていた頃から成長して、彼らの域に近付きつつあるといえる。
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