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- 生命線のパッティングが冴えて単独首位の吉田優利 明かした“カップインの3大要素”とは?
首位と1打差の2位タイでスタートした吉田優利が、5バーディー、2ボギーの69をマークし、通算4アンダーの単独首位に躍り出た。昨年は2位5回を含むトップテン入りが19回もありながら、優勝まであと一歩届かなかった吉田。国内メジャー初制覇で、一気にその憂さを晴らしたいところだ。
「自分に課しているパッティングの評価基準をクリアしている」
◆国内女子プロゴルフ<ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ 5月4~7日 茨城ゴルフ倶楽部 西コース(茨城県) 6780ヤード・パー72>
長いラフ、硬いグリーン、端に切られたピン位置、強い風など、選手を苦しめる要素はいくつもあった大会2日目。そんな中、5バーディー、2ボギーの69をマークし、涼しい顔で上がってきたのが吉田優利だった。通算4アンダーの単独首位に躍り出た。

「前半はいいリズムで回れました。ショットもパットもすごく良かったです。後半に入って風が強く吹いてきたことで、うまくアドレスをとれずに崩れかけましたが、持ちこたえたと思います」と振り返る。後半の5、6番ホールで連続ボギーを叩いたものの、吉田の中では織り込み済みだった。なぜなら、すべてのホールでグリーンをとらえることはできないし、アプローチでも寄せ切れないと覚悟していたからだ。むしろ、2つのボギーで済んだことを素直に喜んだ。
「私の場合、パッティングが生命線なので、入らないとボギーというつもりでプレーしています」という吉田だが、この日奪った5つのバーディーのうち3つが5メートル以上、1つが3メートルと、長い距離を入れて奪ったものだった。さらに、1ピン前後のパーパットもいくつか決めていた。まさに、パットで奪い取った単独首位の座といえる。
そんな吉田がパッティングで気をつけているポイントが3つある。「ライン取り」「ボールの回転」「スピード」だ。本人にいわせると、この3つがそろったときにカップインの確率が一気に上がるらしい。逆に、外したときはどれか1つが足りなかったと判断している。ただ、たとえ3つがそろって入らなかったとしてもストレスにはならないとのこと。ちなみに、この2日間は「自分に課しているパッティングの評価基準をクリアしている」と満足げだった。
今大会を開催する茨城GC西Cのグリーンには微妙な傾斜があるが、グリーン自体を硬くしているため、結構なスピードが出る。ライン次第ではたとえ50センチでも慎重に打たなければカップを外してしまうのだ。当然、神経をかなりすり減らしがちだが、吉田はむしろそれを歓迎している。
「カップインの仕方は何通りもありますが、グリーンが速くなって硬くなってくると、何通りもあるラインがどんどん狭められていきます。本当に一筋しか入らないようなパッティングが増えてくる中で、自分が納得のいくパットができてカップインにつながれば、ゴルファーとしてこれ以上の喜びはありません」と熱く語る。
それだけパッティングへの思いが強い吉田だが、今季はパッティングの調子があまりよくない。昨年は平均パット数が1.7606で3位だったのが、今年は1.8137で33位に甘んじている。昨年19回あったトップテン入りもまだ2回しかない。それでも吉田は前を向く。
「私はやっぱりパッティングが好きなので、自信を持ってしっかり緩まないで打てるように、これから明日に向けて修正したいなと思います」と、今日の成績に甘んじることなく、理想のパッティングを追い求める構えだ。
吉田 優利(よしだ・ゆうり)
2000年4月17日生まれ、千葉県出身。2019年プロ入り。西村優菜、古江彩佳、安田祐香らと同学年の“プラチナ世代”の一人。21年「楽天スーパーレディース」でツアー初優勝を飾り、同年の「ゴルフ5レディスプロゴルフトーナメント」でも優勝を遂げた。エプソン所属。
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