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考え尽くされた“リブゴルフ外し”!? 世界ランキング入りの障害は「閉鎖性」「チーム戦」と理事が指摘
いまだ見通しが立たないリブゴルフを世界ランキングのポイント対象ツアーと認めるか否かの問題。同ランキングをつかさどるOWGR(オフィシャル・ワールド・ゴルフ・ランキング)の理事が、初めてリブゴルフに関する見解や意見を米欧メディアに明かし、リブゴルフは怒り交じりに反論している。
「人々はリブゴルフのチーム戦に興味や関心を示していない」

世界ランキングの対象ツアーとして認めるかどうかを検討する上で、PGA・オブ・アメリカのウォーCEOが指摘した「リブゴルフの根本的な構造上の課題」とは、具体的には何を指しているのか。
「予選カットなしの3日間54ホール」という競技形式は「問題ではない」とのことで、問われているのは「オープン性の欠如」と「チーム戦フォーマット」の2点だそうだ。
リブゴルフは48名による個人戦と4名1組、全12チームによるチーム戦が同時進行されている。
今年の48名は、昨年のリブゴルフにおける上位24名と各チームのキャプテンがリクルートした選手たち、さらにはアジアンツアーのインターナショナルシリーズの賞金ランキング上位者などによって構成されており、傷病を除けば、基本的にこの48名は1年間、顔ぶれが変わることなく、フィックス(固定)されている。
そのため、PGAツアーなどのように、毎週、マンデー予選から出場する選手を組み入れるといったオープン性がない。
来年からはオフの時期に「プロ―モーションイベント」なる4日間の予選会を開き、勝ち残ったトップ3に翌年のリブゴルフ出場権を授ける予定だが、「その程度では不十分」とOWGRは見ており、リブゴルフのこうしたオープン性の欠如、言い換えれば「閉鎖性」が問題視されている。
さらに「チーム戦フォーマット」も取り沙汰されている。現在、世界ランキングの対象ツアーはいずれも個人戦のため、チーム戦を行なうリブゴルフを入れると「ポイント付与において、他のツアーとの整合性を取るのが難しい」。
ウォーCEOは、こうも語ったそうだ。「リブゴルフのチーム戦では、チームの4人のうち3人のベストスコアを採用してチームのスコアとしているが、そうした方式をきちんと理解しているゴルフファンは一体どれほどいるのだろうか。人々はリブゴルフのチーム戦に興味や関心を示していない」。
チームを組み、チーム戦を展開し、各チームをフランチャイズ化してプロモートしていくことは、いわばリブゴルフの最大の特徴だが、その最大のアピールポイントこそが「最大の問題」「最大の課題」と指摘されたことは、リブゴルフにとっては最大の皮肉のように感じられる。
しかし、よくよく考えてみれば、リブゴルフの根幹こそが問題だと指摘すれば、それはリブゴルフに世界ランキングのポイントを与えないための最善の理由付けとなるわけで、今回の理事たちの発言は、考え尽くされた「リブゴルフ外し」と受け取ることもできる。
ちなみに、今週開幕する全米プロには、例年通り世界ランキングのトップ100に招待状が送られ、その中にはリブゴルフ選手18名も含まれている。
さらに、ケガで昨年大会に出場できなかった(リブゴルフ選手の)ポール・ケーシーには、世界ランキング131位ながら特別招待がオファーされた。
ウォーCEOいわく、「(メジャー4大会において)まず、マスターズが(リブゴルフ選手への)礼節を重んじる姿勢を見せ、私たちPGA・オブ・アメリカも、それに追随したいと思った。誰1人、軽んじられてはいない。そうでしょう?」
その通り、リブゴルフ選手にもリスペクトを払い、出場資格さえ満たしていればメジャー大会に受け入れる姿勢を見せたことは間違いない。
だが、それと世界ランキングのポイントを授けることを認めるかどうかは「まったく別モノ」とするOWGRの考え方が初めて明かされた今、リブゴルフ側の大いなる落胆の声が聞こえてくる。
文・舩越園子
ゴルフジャーナリスト/武蔵丘短期大学客員教授。東京都出身。百貨店、広告代理店に勤務後、1989年にフリーライターとして独立。1993年に渡米。在米ゴルフジャーナリストとして25年間、現地で取材を続け、日本の数多くのメディアから記事やコラムを発信し続けてきた。2019年から拠点を日本へ移し、執筆活動のほか、講演やTV・ラジオにも活躍の場を広げている。
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