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- よく聞く「左腕リード」というフレーズは間違い!? スイングにおける「リード」の正しい意味とは?
レッスンでよく聞く「左腕リード」や「左足リード」という言葉。右打ちゴルファーの場合、英語では「左腕=リードアーム」「左足=リードレッグ」と呼びます。つまりゴルフスイングの左側の体の各部位には名称に「リード」がつくため、英語の意味とは大きく異なる使い方になっていて「頭痛が痛い」のような表現になってしまっています。そもそもゴルフスイングで使う「リード」とは、どんな意味があるのでしょうか。
「リード」される「トレイル(trail)」側の役目とは?
一方、「トレイル(trail)」の意味を改めて調べてみると「道」や「軌跡」「引きずる」などでした。右打ちゴルファーにとって、スイングにおける「右側=トレイル側」はクラブの軌道やスイングをたどって、ボールを打っていく役目があると考えられているようです。
PGAのトップ選手がレッスンする際、「リード側」よりも「トレイル側」でしっかりとインパクトからフィニッシュまで「解放(リリース)する」ようにアドバイスをしているケースが多く、日本のレッスンでいう「ヘッドを走らせる」や「腕を返す」に近い役割を担っていると考えられているようです。
「右腕」「左腕」や「右足」「左足」と呼んでしまうと「どうスイングする?」を色々と考えてしまいますが、「リードサイド」「トレイルサイド」と考えると、流行り廃りの早い理論や打法に振り回されずに済むのではないでしょうか。
【解説】筒 康博(つつ・やすひろ)
伝説のプロコーチ・後藤修に師事。世界中の新旧スイング方法を学び、プロアマ問わず8万人以上にアドバイスを経験。スイング解析やクラブ計測にも精通。ゴルフメディアに多数露出するほか「インドアゴルフレンジKz亀戸」ヘッドコーチ、WEBマガジン&コミュニティー「FITTING」編集長やFMラジオ番組内で自らコーナーも担当している。
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