- ゴルフのニュース|総合ゴルフ情報サイト
- 記事一覧
- コラム
- ゴルフ場のトラブル解決術 後方の問題はしっかり対処し前方のトラブルはスルーすべし/木村和久『ゴルフ=レジャー宣言』
ゴルフ場では打ち込みや騒音、スロープレーなど、小さなトラブルが意外と頻発します。感情的に反応すると関係がこじれる一方で、放置すればプレーにも悪影響。では、どこまで注意し、どこからスルーすべきなのでしょうか。
ゴルフ場で起きる些細なトラブルの対処法
最近、ゴルフ場で些細なトラブルに巻き込まれたり、目撃したりしますが、うまく処理できるコツはないでしょうか。
一応、目安みたいなものはあります。それが後方からのトラブルは真摯に対処し、前方のトラブルには関わらないという考えです。
どういうことかと言うと、先日、具体的に後方から些細な問題が起きたので、その例を元に説明します。
1)後方からの問題は尾を引く
その日は、ホームコースに友達を呼んでのプライベートラウンドでした。スタート時間には余裕があり、前方のカートは詰まっていませんでした。

さあ打ちますよとなった時、後方から乗用カートの後続組がやって来ます。音が凄いと思ったら乗用カートが3台も連なっており、この段階で悪い予感がしました。
打つ準備をしていると、その3台の乗用カートは、われわれの真後ろに付けてくるのです。
通常はわれわれが白ティーから打つなら、後続組は少し離れた青ティーあたりで静かにしているのがマナーです。
しかも3組のミニコンペらしく、しっかり12人いるし。久々にゴルフをやってうれしそうなおじいさんたちは、想像以上にやかましいです。たまりかねて「静かにして下さい」と注意しました。
そう言うと「何が悪いのか?」という顔をするので「そちらにメンバーさんはいますか?」と聞くや「メンバー? うちらはみんなコンペのメンバーだが」と訳の分からぬことを言ってくる始末。
これは説明しても無駄と思い「とにかく静かにしてください」と強めに言ってスタートしました。
昼休みにキャディーマスター室に行き、後続組が近寄りすぎてうるさいので困っている。午後も同様なことが起きる可能性があるから、対処してくださいと。
午後からはマーシャルに注意されたのか、後続組はだいぶ離れたところで待機するようになり、事なきを得ました。
やれやれです。あまりクレームを出したくないのですが、メンバーとして、招待した同伴ゲストを不快にさせるわけにはいきません。メンバーのくせに、何ら対処しないのかと思われるのも嫌ですから。
これがもし最初に注意をしないと、また何ホール目かで追いつかれ、背後の乗用カートがうるさくて、ショットが打てなくなります。
たとえ後方から追いつかれなくても、こちらは絶えず後ろの動きを気にしなきゃならない。それもしんどいでしょ。だから最初に注意したほうがいいのです。
2)後方からの最大の問題は打ちこみ
後方からの問題でしっかり対処すべきは、ボールの打ち込みです。
自分の近くにボールを打ちこまれた場合は、すみやかにクラブを大きく振って、打ちこんでいるよと合図をします。
そこで次のインターバルあたりで、打ちこんだ人が謝りに来れば丸く収まります。たまにシカトする人もいますが、やっちまったなと気づいて、再び打ちこまなければ良しとしましょうか。
同様にグリーン上で、パットを打っている時の打ちこみも注意です。一般的にグリーンの50ヤード手前から、打ち込みと言われています。50ヤード近辺は判断が分かれるのでスルーするとしても、グリーンから20~30ヤード以内に打って来たら相手に注意すべきです。
たまにグリーン上に打ちこまなければセーフと思っている、初心者がいますからね。
というわけで、人間は背後からの攻撃に弱い生き物です。常に後ろを見ているわけでないし、無防備なので大きな事故が起こりかねません。問題が起きたら毅然と対処するのがよろしいでしょう。
3)前方の問題は良く見える
今度は前方の問題です。前の組で一番トラブルが起きやすいのはスロープレーです。けど、それはどうしようもないことで、言ってもしょうがないのです。
もし何かしらのアクションを起こすなら、渋滞がこの先延々続いているのか、前の組だけ遅いのかを確認しないと。かと言って前の組だけ遅いと分かっても、直接注意してせかすとトラブルになるので、昼休みにキャディーマスター室に言うしかないですね。
スロープレーを許せる許せないの判断基準としては、前の組の誰かがパットを終えた時、クラブを持って小走りに乗用カートに向かっている。自分らは遅いと自覚しているようだと。だったら、そちらのペースでやってくださいという気持ちになりますけどね。
4)他人の行動に目くじらを立てない
ゴルフ場では自分のパーティーが直接何か被害を受けた以外は、スルーしたほうがいいです。
例えば前の組が乗用カートを2台くっつけてプレーしているとか。コースの真ん中でボールを打たずにレッスンをしている、暫定球を何回も打っている、乗用カートをグリーン近くまで乗り入れているとかね。
気にはなるけど、自分のプレーに大して支障をきたさないじゃないですか。だったら、黙っていたほうが無難です。
いや、それはゴルファーとして許せないと思う人もいるはず。けどそれって、自分はちゃんとルール&マナーを守っているのだから、君たちも守ってよと言ってるに過ぎないかも。
そうゆう中途半端な正義感って、相手を見て判断しがち。だから、ヤバそうな路上喫煙者には注意しないでしょ。われわれの持っている正義感は、その程度だと思いますよ、私も含めてね。
とにかくアマチュアのゴルフは、後方からの攻撃に弱いです。乗用カートに後方カメラを付ける時代が到来するかもですね。
文/木村和久
1959年生まれ、宮城県出身。株式投資から大衆文化まで、さまざまなジャンルで“現代”を切り取るコラムニスト。有名ゴルフ媒体へも長く寄稿してきており、スイング理論やゴルフ場設計にも造詣が深い。近年はマンガ原作者としても活躍。
最新の記事
pick up
ranking











