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- 近すぎる“素振り”は要注意! メジャー2勝名手がまさかの“ルーティン中”シャンク 罰打と処置は?
PGAツアーチャンピオンズのメジャー大会で優勝したザック・ジョンソン。過去のちょっと恥ずかしいミスの動画が130万回を超える再生回数に達しています。どんなミスだったのでしょうか。
ティーショット前の素振りで誤ってボールをヒット
先週のPGAツアーチャンピオンズ(米シニアツアー)競技「カウリグカンパニーズ選手権」は、もともと「シニア・トーナメント・プレーヤーズ選手権」として始まり、2022年まで「シニアプレーヤーズ選手権」として開催されてきた大会。年間5試合あるシニアメジャー競技の一戦です。
今年の大会を制したのはシニアルーキーのザック・ジョンソン。これがシニアメジャーの初タイトルとなりました(レギュラーツアーのメジャーは2勝)。
すると、ツアーの公式インスタグラムには今大会で彼が見せたスーパープレーとともに、レギュラーツアーの22年「ザ・プレーヤーズ選手権」で撮られたちょっと恥ずかしいシーンの動画をシェア。そのリール動画はすぐに話題となり、翌日には130万回を超える再生回数を記録しました。

ザック・ジョンソンの話題の動画というのは、ティーショット前のプリショットルーティンの素振りで誤ってボールをヒットするという“ビギナー並み”の失敗シーンでした。
ジョンソンは19年マスターズの第2ラウンド、13番ティーでも同じようなミスをおかしています。そのときは素振りで弾かれたボールが10~20センチほど右に置かれたティーマーカーを直撃したあと、ティーボックスの4~5メートル先まで転がりました。
一方、2度目となる22年プレーヤーズ選手権(第1ラウンドの18番ホール)では、素振りをしたドライバーのヘッド先端に当たったボールがほぼ真横、同伴プレーヤーやギャラリーがいそうな方向に鋭く飛び出します。その瞬間、彼は立ちすくみ、打球の先を見つめます。
しかし、幸い事故にならなかったことが分かると、投げ返されたボールを受け取り、次の処置を同伴プレーヤーに確認することもなく、すんなりと再度ボールをティーアップしたのです。
ストロークをしたことにならず、インプレーのボールでもないので無罰
このときジョンソンは、無罰でティーショットを打ち終えました。なぜなら、まずゴルフ規則の「ストローク」の定義に「練習スイングを行っているときや、ストロークを行う準備をしている間に偶然に球を打った場合」はストロークを行ったことにならない、とあります。
そして、同じく「インプレー」の定義には「プレーヤーがティーイングエリアからその球にストロークを行ったとき」に、ボールはそのホールで初めてインプレーとなるとあります。
ジョンソンのように素振りでボールを弾いてしまったり、ワッグルでティーからポトリと落としてしまった場合、プレーヤーはティーイングエリアでまだストロークを行っていないので、動かしたのはインプレーのボールではなく、無罰となるのです。
あらためていうまでもなく、これをジェネラルエリアで、インプレーのボールを素振りなどで誤って動かした場合は、1罰打でリプレースをしなければなりません。もしリプレースを怠った場合は「誤所からのプレー」となり、「一般の罰」の2罰打が付加されます。(小関洋一/ゴルフライター)
小関 洋一(こせき・よういち)
出版社、編集プロダクションを経て83年からフリーランスライターに。テレビ誌・トレンド誌などで主にスポーツに関する記事を執筆。テレビ、ラジオのスポーツ番組の構成も手掛ける。その後はゴルフ誌やネットメディアで内外の最新情報やゴルフ場レポート、ルール解説を執筆。JGAやKGA競技のオフィシャルライターも務める。東京ゴルフ倶楽部や日本ゴルフ協会の年史制作に携わっており、ゴルフ史に関する執筆機会も多い。
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